安全工学
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13 巻, 2 号
安全工学_1974_2
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
総説
  • 稲葉 正太郎
    1974 年13 巻2 号 p. 65-72
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー

    我々の生産活動は道具や機械と組むことが多く,マンマシンシステムの形で行なわれる,したがって,作業の安全性はマンマシンシステムとしての安全性を検討しなければならない.それには人間の特性と機械の特性を定量化し,数式化することによって合理的な検討がなされるが,人間の行動を定量化し数式化することはむずかしい.いっぽう,個々の人間を比べると事故多発者と無事故者とがいる.両者の差は行動を支配する神経支配の作動パターンに起因するものと考え,人間の適応行動発現のメカニズムを生理的,情報処理的にみて,神経支配のモデルを作り制御能力を比較したところ神経支配の特性値により応答のパターンを区別できることがわかった.これより各人の職業適性や作業に対する安全性の判定などもできるので,人間の制御特性値と適応能力や安全性について述べる.

報文
  • イソブチレン-酸素系の爆発限界-
    大谷 亮
    1974 年13 巻2 号 p. 73-78
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー

    イソブチレン-酸素系の爆発隈界を滅圧下において注入法で決定した. 温度510℃付近で,イソブチレンの組成40,50vol%の等組成爆発限界曲線に変曲点が存在すること,およびイソブチレンの組成20vol%以下,608℃以上の温度の条件下で,爆発半島が存在することを見出した. この爆発反応が熱爆発であり,反応次数を2と仮定して,見かけの活性化エネルギを求めた.その結果イソブチレンの組成20~50vol%の場合,高温領域では28~33kca1/mole,低温領域では13~22kcal/moleであった. 高温領域と低温領域では,誘導期聞と温度,爆発温度と圧力の関係より求めた活性化エネルギが異なるのは反応機構の差異に基づくと推定される.

  • 西澤 吉彦
    1974 年13 巻2 号 p. 79-85
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー

    農薬パプチオンの製造工程から出る排水を処理して得られたタールを.貯槽に保管中,突然分解が起こり,悪臭ガスが噴出して工場外へ流出する事故が起こった.この原因を詳細に解析し次の三つの要因が重なったため,事故となったことを明らかにするとともに悪臭ガスの生成機構を明らかにした.

    i) タールは約80℃で水と発熱分解反応を起す性質を持っていた.

    ⅱ) タールを保温中,保温用温水が90℃付近に上昇し,タールを局部的に約80℃に加熱した可能性があつた.

    ⅲ) 貯槽が断熱状態になっていたため,内部で発生した分解熱が放熱されることなく内部に蓄積し, 分解反応をますます促進し,ついに予期せざる急激異状な分解となり,単位時間当たりの発生ガス量が,除害塔への吸引熊力を上回った.

技術ノート
資料
  • 関 和夫
    1974 年13 巻2 号 p. 89-100
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー

    近年,技術の長足の進歩に伴い製造される装置も年々大形化し,内容も超高圧,高真空,超高温,超低温などます複雑化の傾向にある.また,これらを長期聞安定してしかも高い効率で運転されることが要求されている. 弁はその使用目的により数多くの種類があるが以下に現在JISに規定してある弁を中心としてこれにじゃっかんの種類の弁をつけ加えその特徴,設計,操作上の注意事項などに関して簡単に述べる.

  • 鈴木 成一
    1974 年13 巻2 号 p. 101-108
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー

    現在の日本で業として安全コンサルタント活動を行なっているのは技術士と安全管理士などの一部少数の人々にすぎない.近く労働安全コンサルタント制度が発足することになっており,他に企業内診断を任務とする安全技師の認定も始まるはずである.本稿では自由業としてのコンサルタントの業務はどのようなものか,開業から業務開拓の事例をいくつかあげた.労働安全コンサルタントと現在業務を行なっているコンサルタントとは性格の違いがある点を指摘し,労働安全コンサルタントが業として将来どのような姿になるかを予測すると共に,技術士の報酬の基準が国あるいは自治体から役務供給費を認められるようになっている実情を説明する.これらが安全コンサルタントの報酬基準としても社会的に認められるのは未知数であると思う.

  • Searle C.E.
    1974 年13 巻2 号 p. 109-114
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー
災害事例分析
  • 松本 幸司
    1974 年13 巻2 号 p. 115-121
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー

    わが国の産業活動を支える原動力としてボイラがあるが,ボイラは,使い方をあやまると,破裂や爆発などの災害が発生する.当社は,災害予防のための検査と保険とをコンビとした“ボイラ保険”を営業しているので,数多くのボイラ災害の実態を資料として持っているが,それによれば,ガス爆発による災害は,全ボイラ災害中の14%であり,最近数年は増加の傾向にある.そこで,具体的なガス爆発の事例を3例掲げ,詳細な説明を加えた.当社で実施した実態調査によれば,公害規制の影響で低硫黄重油への変更が多いが,これと並行して燃焼設備の改善をした事業所は少ない.当社は災害事例および調査結果を分析・検討した結果,ガス爆発事故防止のための提案6項目を挙げた,石油危機の折から,今後ともボイラ運転は,設備面でも操作面でも安全第一に撤する必要がある.

災害事例
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