安全工学
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13 巻, 5 号
安全工学_1974_5
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総説
報文
  • ポリ塩化ビニルの燃焼性に関する研究 Ⅳ
    吉永俊一,松本勝,永石俊幸, 原泰毅,長田英世
    1974 年13 巻5 号 p. 290-296
    発行日: 1974/10/15
    公開日: 2018/06/30
    ジャーナル フリー

    ポリ塩化ビニル(PVC)に三酸化アンチモン(Sb2O3)を添加して,脱塩化水素反応機構,燃焼機構を調べた結果については,すでに報告した.今回はPVCに酸化第一錫(SnO)を添加した場合の,脱塩化水素反応機構,燃焼機構につき,DTA,TG,X線分析,発火待ち時間の測定,熱分解ガスクロマトグラフィなどを用いて測定し,検討した.その結果,PVCから210℃で離脱する塩化水素がSnOと反応して,塩化錫(SnCl2)を生成するため,みかけ上,系外に離脱する塩化水素量は減少する.また,生成したSnCl2の蒸発の際の潜熱は系の温度を下げ,さらに気相SnC12はPVCの分解生成ガスの以後の酸化反応を抑制する.またPVCに添加したSnOは,分解生成物中の芳香族系化合物を減少せしめ,低級旋化水素化合物を増加させることなどが明らかとなった.

  • 小田仲彬,井戸原満,堀江良男,白荻順一
    1974 年13 巻5 号 p. 297-304
    発行日: 1974/10/15
    公開日: 2018/06/30
    ジャーナル フリー

    水銀法食塩電解工場から排出される徽量の水銀を含む塩水マッドを安全に廃棄するための研究を行なった.すなわち,塩水マッド中の水銀の溶出挙動を詳しく測定するとともに,新しく開発した選択性重金属固定剤(MEP・ALM)を添加した場合の塩水マッド中の水銀の溶出挙動の変化を,塩水マッドの処理法と溶出試験法の各条件の下で,すなわち固定剤添加量,マッド種類,混合方式,放置蒔間,溶出液pH,溶出時間などの各水準の下で測定した.その結果,塩水マッドにMEP-110 0.5%,またはALM-600シリーズ0.2%程度を添加混練するだけのきわめて簡単な処理により,塩水マッド中の水銀は効果的に不溶出化され,この無害化された塩水マッドは安全に廃棄できることを認めた.また1年以上の自然放置試験や虐待試験により,本法は長期にわたる実用に十分に適することを認めた.

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