安全工学
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16 巻, 3 号
安全工学_1977_3
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
総説
報文
  • 上原陽一,植松弘,斉藤安正
    1977 年16 巻3 号 p. 153-158
    発行日: 1977/06/15
    公開日: 2018/05/31
    ジャーナル フリー

    実際条件における高度さらし粉の限界熱発火温度を,Frank-Kammenetskiiの限界条件を利用して小スケール実験から推定し,実際に測定した市販流通容器の限界発火温農と比較することを試みた.これに必要な高度さらし粉の比熱,熱伝導率および分解にともなう反応熱を,実験あるいは熱力学的計算から求め,それぞれ0.26cal/g・deg,6.26×10-2cal/cm・min・degおよび20.8kcal/moleを得た. これらの結果から発火時のみかけの反応速度論的パラメータとして,E=29.5kcal/mole,A=8.74 x1013/minを得,任意の大きさの試料の限界熱発火温度を求める式を次のように提出した.InTc+7422.5(1/Tc)一(24.2220+In a)=0  これより計算しだ市販容器の限界発火温度は,実測値ときわめてよく一致し,ごの方法が物質の限界熱発火温農を推定するのに有用であることを示した.

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