大災害,小災害,事故,故障,保全修理などの確率の絶対値および確率比は,成熟糸では十数年にわたり一定であり,未成熟系でも年ごとの変化はあまり大きくない.MTBAと傷死比を特性値に使って以上の統計的事実をいくつかの系で例示した.個々のボイラーなり船なりも災害や事故の確率をもち,これには個体差も時間的ゆらぎもあるが,その集合体の全体としての確率に上記のような法則があらわれるのである.安全法規も他の工学的法則と同様に,現実に適用するときには評価する立場の問題を離れ得ぬことも指摘した.
室温・1気圧における,メタンチオール-空気系の爆発限界に及ぼす不活性ガスの影響およびメタンチオール-空気-窒素系の爆発限界に及ぽす圧力の影響を調べた.不活性ガスとして窒素を用いた方が炭酸ガスを用いた場合より,限界は広い.圧力が高くなると上限界はかなり広くなる.爆発限界のピーク値は不完全酸化の反応式(2)で表わされる組成線上にのる.また最小酸素濃度は2kg/cm2absの場合10.2vol% であるが,圧力が4kg/cm2absになると8.6vol%に減少する.