安全工学
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27 巻, 3 号
安全工学_1988_3
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
安全への提言
総説
  • 木村 菊二
    1988 年27 巻3 号 p. 126-133
    発行日: 1988/06/15
    公開日: 2017/10/31
    ジャーナル フリー

    アスベストは安価なうえ物性的にきわめて優れた特性を具備しているため,各方面で広く使用されて いる. 反面,きわめて有用なアスベストもこの粉じんを吸入することによって,肺がんや悪性の中皮腫を起こすきわめて有害な物質でもある.本報ではアスベストの基本的な事項を簡単に述べた後,使用状況,粉じんの測定方法,それにアスベストによる環境汚染の実態をアスベストを取り扱っている作業場,建物内および一般大気に分けて述べ,さらに許容濃度とその意義について触れ,その評価と対策のあり方 などについて述べた.

報文
  • 瀬戸政宏・佐藤英一・佐藤優・河野信
    1988 年27 巻3 号 p. 134-140
    発行日: 1988/06/15
    公開日: 2017/10/31
    ジャーナル フリー

    石炭の破壊に先行して生じるAEの挙動を明らかにするために,1軸圧縮応力下での石炭の破壊実験を行い,19点でAE波形を収録し,246個のAEの震源を決定した.また,4点で破壊に至るまでのひずみを計測した,この結果,AE震源は,破壊発生前に破壊発生箇所へ集中すること,AE集中域の形成に伴って集中域近傍の体積ひずみが増加することがわかった。また,AE集中域近傍部分の体積ひずみが破壊発生直前に減少したが,これは集中域でのAE活動の沈静化と関係した現象で,山はね予知の手掛 りとなろう.

  • 鈴木 和彦, 亀山 嘉正, 佐山 隼敏
    1988 年27 巻3 号 p. 141-149
    発行日: 1988/06/15
    公開日: 2017/10/31
    ジャーナル フリー

    英国のICI社で開発されたオペラビリティ・スタディは,プラントの2個の主要機器を接続するパイプラインのずれに注目するという特徴を有しているが,加熱装置または撹絆器などのプラント補助設備を解析する際には問題があった.本論文では,プロセスシステムの連続プラントを対象にして,プラントの危険性および運転上の問題を明らかにすることのできる改良されたオペラビリティ・スタディ法を提案する,本手法はシステム工学の入カー出力の関係をプラントの各主要機器に適用することを基礎としており,操作変数,状態変数を用いることにより,ずれの概念をさらに明確に定義している.本手法を補助設備を有する連続撹枠反応槽に適用して,その特性を明らかにした.

  • 中津川勲・上原陽一・朝倉祝治
    1988 年27 巻3 号 p. 150-156
    発行日: 1988/06/15
    公開日: 2017/10/31
    ジャーナル フリー

    プール用のトリクロロイソシアヌル酸および次亜塩素酸ナトリウムを含む水溶液における鉄およびアルミニウムの腐食を調べた.トリクロロイソシァヌル酸は水溶液中で解離して次亜塩素酸を生じ,さらに分解して塩酸となるので溶液は酸性となる.この分解反応は自己触媒的に進行する.このため鉄は全面腐食し,アルミニウムは孔食を起こす.一方,次亜塩素酸ナトリウムは分解すると食塩となるので溶液は酸性にならない.したがって次亜塩素酸ナトリウムの腐食性は低い.おのおのの溶液中におけるアルミニウムと鉄の腐食電位と溶液のpHの時間変化をプルベダイヤグラム上にプロットし,腐食様態を追跡した。錠剤が壊れてできた粉末状のトリクロロイソシアヌル酸がアルミニウム表面上に堆積した場合,その下に激しい孔食を生じた.食孔分布により腐食性を検討した.

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