安全工学
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32 巻, 2 号
安全工学_1993_2
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
安全への提言
報文
  • 柏倉 桐子, 花井 義道, 加藤 龍夫
    1993 年32 巻2 号 p. 72-75
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    最近,収穫後に使用されるポストハーベスト農薬の危険性が新聞などに環境問題として取り上げられ ている, 一般に農薬分析法は,繁雑なクリーンナップ操作を必要とするが,本研究は試料の前処理を簡略化し,ガスクロマトグラフの検出器として選択特異性の高い原子発光検出器を用いて分析する方法を検討し た. なお,本研究の分析対象としたイマザリルは,柑橘果実に対して防カビを目的に使用されている殺菌 剤であり,果実内部への浸透性や残留性の高い農薬である.

  • 金 龍洙, 辛 根夏
    1993 年32 巻2 号 p. 76-83
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    変動荷重下での疲労亀裂の伝播挙動の解析に基礎的な資料を提供するため,亀裂先端の塑性域において力学的な条件を変化させ,繰返し過大荷重の疲労試験を行った。材料の機械的な性質の中で,塑性域の特性をよく示している加工硬化指数が疲労亀裂の伝播に及ぼす影響を検討した,繰返し過大荷重を適用したとき,加工硬化指数が小さい(n<0.1)材料は亀裂先端の塑性域が軟化して亀裂進展に大きく寄与する.反面,加工硬化指数が大きくなるほど(n>0.1),亀裂先端の塑性域が硬化現象を示して亀裂進展に寄与する程度の低いことがわかった。また,過大繰返し荷重後の亀裂遅延現象は加工硬化指数が大きくなると増加することも見いだした.繰返し過大荷重後の疲労亀裂の遅延挙動に対してWillenborg のモデルを修正した実験式を提案した.

  • 勝山 邦久, 加藤 真蔵
    1993 年32 巻2 号 p. 84-93
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    LPGの消費量は年々増加している。したがって従来のままの供給システムでは十分ではなくなることが予想される.そこで新しい地下バルク供給システムが考案されているが,その場合の火災時を想定した実験と理論解析,また消費中の気化能力に及ぼす土中温度,液温などの実験・理論解析を行い,本方式が耐火災に効果があること,一般家庭では気化能力は自然方式でも十分であることなどを明らかにし た.

資料
  • 植竹 和也
    1993 年32 巻2 号 p. 96-102
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    日本化学会の防災指針は工場や研究所,学校で安全に作業や実験をする上で,守らなければならないさまざまのことを,具体的にわかりやすく記したもので,自主的な災害防止のための参考資料である.最初の掲載から35年間で108種の防災指針が出されているが,時代とともに内容面での刷新や,特に法規の改正に伴う見直し作業など,絶えず問いかけられている面もあるが,広く利用されて化学と化学工業にかかわる災害防止に役立つことを願っている.ここでは防災指針の作成経緯と,特色ある指針の紹介,今後の指針の作成方針などを述べる.

  • 大橋 信夫
    1993 年32 巻2 号 p. 103-112
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    環境や生態系にも大きな影響を与え,乗組員や乗客の生命をも危うくする船舶の事故が続いている.それは,操船に必要な情報処理作業が「推量」という過程を含み,加えて貧弱な操縦性能によるところが大きい,船体の二重構造化といった対策だけではなく,確実な情報処理と容易な操船を可能とする対策が必要である.また不幸にして事故が起きた場合には,「だれの責任か」を問うのではなく,「何が原因か」を問うという考え方を社会全体でもちたいものである.

  • 長谷川 敦子
    1993 年32 巻2 号 p. 113-115
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    吸着剤を充填した捕集管を用いて,大気中の有機ハロゲン化含物(CFC12,CFC11,CFC113,クロ ロホルム,1,1,1一トリクロロエタン,四塩化炭素,トリクロロエチレ・ン,テトラクロロエチレン)を捕集し,溶媒で抽出後GCに導入することによって1日程度の平均濃度を簡易に測定する方法を開発した. 定量限界は大気中濃度として0.01~0.02ppb程度であった.この捕集管は長期間保存しても汚染を受ける心配がなく,小型で扱いやすいので多くの地点で継続的な調査を行う場合に有効と思われる.

  • 若生 彦治・安田 誠
    1993 年32 巻2 号 p. 116-119
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    オゾン・紫外線を同時に併用する酸化処理方法は,電力を多く消費する,高濃度処理に適していないなどの理由であまり普及していない.しかし,スラッジの発生量が少ない,反応処理後にオゾンが残存しないなどの利点により,新しい用途が考えられている.この方法の特徴および今後の用途を要約した.

  • 酒井 伸一
    1993 年32 巻2 号 p. 120-131
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2017/07/31
    ジャーナル フリー

    最近の有害廃棄物の管理体系に関し,国際的な管理の枠組みを検討しつつある国連環境計画(UNEP)のバーゼル条約,経済協力開発機構(OECD)におけるリサイクル目的の有害廃棄物の越境移動規制の概要,そして制度的枠組みが姿を現しつっあるわが国の状況を紹介した.とくにOECDの黄リスト(Amber List)廃棄物とバーゼル条約などで示されているYコードとの対照内容を整理して一覧表として示した.わが国のユ992年改正廃棄物処理法において,従来考慮されていなかった引火性や爆発性などの危険物概念が新たに取り込まれたことから,今後,毒性概念も広くとらえ,かつ環境保全を強く認識した有害廃棄物の管理体制を構築する必要がある.

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