安全工学
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38 巻, 1 号
安全工学_1999_1
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安全への提言
総説
報文
  • 歌川 学・瀬戸 政宏・小杉 昌幸・勝山 邦久, 松井 紀久男
    1999 年 38 巻 1 号 p. 9-16
    発行日: 1999/02/15
    公開日: 2017/04/30
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    き裂先端につねに水または溶液を供給し続けた状態で岩石の三点曲げ試験を行い,ISRM規格およびAE法の両方を用い,砂岩と花嵩岩を対象に破壊靭性の変化を検討した.本実験では水または溶液の供給は実験時のみとし,実験前の試験片の水または溶液への浸漬は特に行わなかった. その結果,(1)湿潤条件では気中に比較して,破壊靭性値が砂岩で37%,従来大きな低下がないと報告されている花歯岩も25%低下すること,(2)花南岩に酸性溶液を供給すると,アルカリ性溶液に比べて破壊靭性の低下が小さいこと,が明らかになった. また,(3)AE解析から湿潤条件では一枚のき裂が卓越する破壊挙動でなく,き裂の枝分かれの大きい破壊挙動への変化,(4)岩盤内き裂と水または他の溶液とのきわめて短期間の接触でき裂が急成長す る可能性,が示唆された.

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