安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
ISSN-L : 0570-4480
44 巻, 1 号
安全工学_2005_1
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
会告
安全への提言
総説
論文
  • -帯電特性および研磨粉じんの着火特性
    山隈 瑞樹
    2005 年 44 巻 1 号 p. 9-16
    発行日: 2005/02/15
    公開日: 2016/12/30
    ジャーナル フリー

    軽金属研磨作業場における爆発災害原因の究明および対策技術の確立を目的として,ベルトサンダーを中心に帯電特性を調べるとともに,マグアル合金の研磨粉じんの着火特性および着火機構を実験的に調査した.在来型研磨器は研磨作業中に大きな静電荷を発生し,帯電防止していない人体を高電位に帯電させた.このため,容易に静電スパークを生じるとともに強い電撃を作業者に与えた.帯電防止用部品を試作し,その効果を確認した.研磨粉じんは,放電着火試験装置による測定では,浮遊状態および静置状態のいずれにおいても最小着火エネルギーは10 mJ 程度以下であった.しかし,実工程においては,研磨器が非接地状態となり,1 mJ 以下のパルス状放電が連続的に発生した場合のみ着火した.

資料
災害事例分析
  • 西  晴樹・山田  實
    2005 年 44 巻 1 号 p. 51-55
    発行日: 2005/02/15
    公開日: 2016/12/30
    ジャーナル フリー

    平成14 11 月,神奈川県横浜市において屋外タンク貯蔵所の受入れ作業時に,当該タンクの爆発火災事故が発生した.所轄の消防局では,この火災に対して,精力的に火災原因調査を行い,火災の想定シナリオを早期に策定した.消防研究所においては,所轄の消防局の依頼を受けて,本件の屋外タンク貯蔵所の爆発火災事故について調査検討を行った. 調査検討の結果,当該爆発火災事故については,シール材の劣化や受入れ時の気泡の流入など種々の条件が重なり発生したものと推定される.

トピックス
事故・災害ニュース
我が社の環境安全活動
談話室
学術活動報告
会報
feedback
Top