安全工学
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52 巻, 2 号
安全工学_2013_2
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
会告
安全への提言
総説
論文
  • 前島 弘則・神武 直彦・狼  嘉彰・高野 研一
    2013 年52 巻2 号 p. 82-90
    発行日: 2013/04/15
    公開日: 2016/07/30
    ジャーナル オープンアクセス
    システムで発生した不具合,事故の根本原因解析は,当該システムにおける再発防止対策及び類似システムへの水平展開の観点で重要である.解析手法としては,なぜなぜ分析や故障の木分析等が広く用いられているが,ブレインストーミング的な手法であるため,解析結果は解析者のスキルに大きく依存する.筆者らは,解析を進める際のガイダンスを与えることにより解析者のスキルへの依存度を軽減する手法として,宇宙機システムに適用することを目的として,Dual Vee Model を用いた根本原因解析を提案してきたが,本論文では,当該手法を原子力発電所の事故に適用した結果を示す.また,当該手法が適用可能な対象システムを識別するための分類チャートを考察する.
  • 今村 友彦・須川 修身, 宮下 達也, 上矢 恭子
    2013 年52 巻2 号 p. 91-98
    発行日: 2013/04/15
    公開日: 2016/07/30
    ジャーナル オープンアクセス
    地球環境保護の観点から,オゾン層破壊係数がゼロでかつ地球温暖化係数の小さな新規冷媒の開発と実用化が求められている.このような要求を満たす冷媒は微燃性を有するため,本研究では,A2L(微燃性)冷媒が滞留した空間内で市販電子ライターを使用した場合の火災危険性を実験的に評価した.n- ブタン(ライターガス)/A2L 冷媒/空気の混合気の燃焼範囲を簡易的に予測し,当量比と着火エネルギーの関係を考慮して,実験組成を決定した.検証実験の結果,ライター着火口極近傍で一瞬着火が認められるもののすぐに消炎し,周囲の冷媒への火炎伝播は認められなかった.n- ブタン/A2L 冷媒混合気の着火エネルギーがn- ブタンよりも十分大きいと推測されること,ライターガスの流速とA2L 冷媒の燃焼速度の差が大きいことが主な原因として考えられる.
資料
  • 梶原 泰裕
    2013 年52 巻2 号 p. 99-104
    発行日: 2013/04/15
    公開日: 2016/07/30
    ジャーナル オープンアクセス
    三菱化学(株)は,鹿島事業所の第2 エチレンプラントにおいて,平成19 年12 月21 日に工事協力会社の4 名の方々の命を失う重大な火災事故を発生させた.当社はこの事故を猛省し,原点に還って安全管理の徹底に努めるとともに,「安全文化醸成活動」を進めてきた.この活動では,事故が起きた「根本原因」の追及や解析を進める中で,事業所の体質や風土について歴史を遡って洗い出しを行い,その改善のための「あるべき姿」を描いた.そして,真に安全な事業所としての「あるべき姿」を実現するために5 つの「安全文化醸成施策」として「安全力向上」「設備管理力向上」「ルール改革」「人づくり」「働き方改革」を実行してきた.この活動を始めて5 年になるが,今回,その成果も踏まえて,この活動について紹介する.
  • 菊池 武史
    2013 年52 巻2 号 p. 105-112
    発行日: 2013/04/15
    公開日: 2016/07/30
    ジャーナル オープンアクセス
    ISO(国際標準化機構)は,ISO 4126 シリーズとして,超過圧力に対する保護用安全機器の規格を提供しており,順次JIS 規格化されつつある.このうち,ISO 4126 Part 10 は,気液二相流に対する安全弁の包括的なサイジング方法を初めて提案したものである.本稿では,5 回に分けて,暴走反応に伴って発生する気液二相流に対する圧力逃し装置(安全弁および破裂板)の実務的なサイジング方法を紹介する. 本号では,二相流の発生を判定する方法,および緩和系の吹出し必要質量流量計算方法について計算例とともに記載する.
災害事例分析
  • 古積 博・岩田 雄策, 山﨑 ゆきみ, 寺園 淳
    2013 年52 巻2 号 p. 113-120
    発行日: 2013/04/15
    公開日: 2016/07/30
    ジャーナル オープンアクセス
    ここ数年,金属スクラップの火災が輸送中(船舶,陸上),港湾施設で頻発している.そこで,最近の火災事例を現地調査し,また,問題点,火災原因を明らかにするため,各種危険性評価実験を行った.金属スクラップ自体は容易に火災になることはないが,火災となった場合,高温となり,消防隊が接近しにくいこと,消火までに長時間を要することも多く,海上交通の安全や環境への影響等が懸念されている.ここでは,著者らが現地調査を行ったいくつかの事例を紹介するとともに,金属スクラップ火災の現状と消火活動上の問題点について実験的に検討した.その結果,電池類の短絡,トナー粉の摩擦等による発火の可能性があることがわかった.
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