安全工学
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特集号: 安全工学
19 巻 , 6 号
安全工学_1980_6
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
巻頭言
火災・爆発特集
  • 平野 敏右
    1980 年 19 巻 6 号 p. 312-318
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    これまでのガス爆発についての研究で得られた知識に基づいて,ガス爆発を現象面からわかりやすく解説した.はじめに,ガス爆発現象の全般的な推移について簡単に述べ,続いてガス爆発に至るまで,ガス爆発そのものおよびガス爆発に付随しておこる諸現象について順を追って各過程とそれを支配する諸因子の開係などの要点を述べた.さらにガス爆発の現象論的な危険性評価を試みる手順について触れ現在この方面において知識が不足している点を指摘した.

  • 松井 英憲
    1980 年 19 巻 6 号 p. 319-325
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    ガスのデトネーションについて,主として爆発災害防止の見地から,その基本的特性ならびに最近までの研究結果について解説を試みた.例えばデトネーションの構造,その強さを示す特性値やデトネーションの起こり方,起こり易さの指標としての爆ごう誘導距離,直接起爆のエネルギー及び爆ごう限界などに対してそれらの意義や測定データの利用法について述べた.更に管中のデトネーションの阻止手段としての爆ごう抑止器の構造・性能についても言及した.

  • 中野 康英
    1980 年 19 巻 6 号 p. 326-332
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    まず,フィルム・デトネーションによると思われる事故例を紹介する.次に,この現象の特性について述べ,伝播速度が比較的遅いにもかかわらず,発生庄力は,ガス・デトネーション以上にもなりうることに注意を喚起する.次に,フィルム・デトネーションが発生する可能性は,どのような条件が揃えぱありうるかについて述べ,事故予防上の注意点をあげる.最後に,フィルム・デトネーションを中断させるための方法を考える基礎として,フィルム・デトネーション波の構造および伝播機構に触れる

  • 長谷川 和俊
    1980 年 19 巻 6 号 p. 333-339
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    可燃性蒸気雲の爆発に関して,事故の概要,爆発現象および安全対策について解説した.事故発生の原因,爆発時の状況および被害因子について論じ,事故の因果関係を明らかにした.放射熱について規模効果,火炎温度,放射率などとの関連の上に議論した.爆風について一般的特性,点源爆発と分散爆発の違い,相似則によるTNT当量およびTNT収率を用いた被害予測の方法について述べた.最後に,安全対策について個々の問題を指摘しながら総括的に記した

  • 橋口 幸雄
    1980 年 19 巻 6 号 p. 340-345
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    高圧ガスの爆発危険性のうちで,分解爆発危険性は酸素がなくても単一ガスで発生する爆発なので重要である.ここでは,多くの硫究結果のある,アセチレン,酸化エチレンを例として分解爆発危険性とその爆発防止対策の最近の進歩について解説した

  • J.Reed Welker, 前澤 正禮
    1980 年 19 巻 6 号 p. 352-359
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー
  • 湯本 太郎
    1980 年 19 巻 6 号 p. 360-367
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    液面燃焼に関するこれまでの研究の大部分は,石油タンク火災の基礎研究と言っても過言ではない. ここでは,液面燃焼の研究の中から,石油火災による災害予測および,その対策をたてるのに必要な, 液体の燃焼速度,燃焼継続のための必須条件である炎から液体への熱伝達,火災の拡大の直接的,間接的要因である炎からの放射熱,そして炎から周囲への放射熱を評価する上で重要な炎の高さなどを述べている

  • 秋田 一雄
    1980 年 19 巻 6 号 p. 368-375
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    可燃性の気体および固体の発火親象を白然発火と口火による発火に分け,その中の主要なものについて発火の形式としくみを熱的考察を中心に概説した.記述に当たってほ,現象の大局的な把握と物理的意味の明確化を心掛け,数式表現は一切省いたので,内容は多分に定性的説明にとまっている.これを補う意味で末尾には発火に関する単行本と総説を幾つかあげた

  • 若松 孝旺
    1980 年 19 巻 6 号 p. 376-382
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    建築物火災の発生,成長,延焼などの性状,煙の発生・流動・制御,避難の挙動と対策,防火区画,建築防火設計などの諸点を,既往の研究大系の中から抜粋し,総説的に紹介する.

  • 村上 保富
    1980 年 19 巻 6 号 p. 383-389
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    広大な閉鎖空間で構威された地下街の火災は,その環境特性から,建築物の地上部分の火災と比較して,避難または消防活動上の制約が大きく,高い人命危険を包含している .このような悪条件下にある地下街において発生,する火災を防除するためには,地下街の実態をは握し,実効性のある防災計画に基づいた防火管理を徹底するとともに,有事の際は,統一的な消防活動指針のもとに,防災関係機関と消防対象物の関係者が一体となった組織的活動によって,被害の軽減を図る必要があり,以下その概要について述べる.

  • 谷井 篤三
    1980 年 19 巻 6 号 p. 390-397
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    各種のトンネルの中でも火災危険の多い自動車トンネル火災について,内外の火災事故例をふりかえり,代表的火災実験を紹介しながらトンネル防災の歴史的流れを説明している.また各種の実験あるいは理論からトンネル自動車火災の熱・煙の基礎的特性を考察し,各種自動車火災の熱出力と発煙強度を例示した.トンネル防災についてそのシステムとシステムを構成する防災設備と使用機器を解説し,今後のトンネル防災としての問題点と総合防災システムの重要性を提起している

  • 大内博史,伊藤葵,吉田忠雄
    1980 年 19 巻 6 号 p. 398-403
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    化学薬品等の混合による火災・爆発の危険性の予測と評価について論ずる,最初に計算による混合危険の予測法として計算機プログラムREITPについて,その原理と事例・実験結果などとの相関,問題点を述べる.次に,実験的評価法として混合に伴う温度上昇により危険性を評価するFlynnらの方法,また筆者らの開発した500gスケールの混触発火実験の方法と実験結果,および伺じく改良鉄皿試験の方法について述べる

  • 上原 陽一
    1980 年 19 巻 6 号 p. 404-410
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    化学製品は現代生活に不可欠のものでありそれをつくるのは化学反応である.化学反応によって物質は全く別なものに変化するため,とかく理解し難いものとされ,あるいは危険なものと解されることが多い.ここでは化学反応の特徴を述べたのち,危険の本質的要因を抽出し,危険の限界がどこにあるかを論じ,さらに,工業的に利用されているいくつかの反応を紹介し,安全に化学反応を行なわせるための基本について説明した.

  • 磯部 満夫
    1980 年 19 巻 6 号 p. 411-418
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    防災保安対策の一端をになうガス検知システムの役割は常時監視,危険区域の監視,速い情報の伝達,防止装置との連動等であろう.ここでは,その設計思想,その重要性を増し,開発の盛んなガス検知センサの現状,動作原理,特徴についてまとめた.更に,総合防災システムを指向するバスラインを用い,多重伝送方式を採用し,データ処理,情報管理,マン・マシン・コミュニケーション機能を充実するためにマイクロコンピュータを利用したシステムの構成例を紹介した

  • 内藤 道夫
    1980 年 19 巻 6 号 p. 419-427
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    昭和51年より55年に至る間に発生した化学工業における火災爆発災害の事例を要約して示した.これらの事例は石油化学コンビな一ト関係52件,その他の化学工業19件,不安定性物質に基づくもの11件である. 以上の三つの分類によりそれぞれの項目について災害の概要および原因の特徴について概括的に分類し,解説を加えた.いずれの場合も人的ミスや法規制の盲点につながるものが多くみられ.特に不安定物質の取扱いプロセスの災害は人的・物的にも被害が大きく,これらの災害防止対策は緊急を要する

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