産業衛生学雑誌
Online ISSN : 1349-533X
Print ISSN : 1341-0725
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53 巻 , 4 号
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総 説
  • 井上 まり子, 錦谷 まりこ, 鶴ヶ野 しのぶ, 矢野 栄二
    原稿種別: 総 説
    53 巻 (2011) 4 号 p. 117-139
    公開日: 2011/08/04
    [早期公開] 公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    非正規雇用者の健康に関する文献調査:井上まり子ほか.帝京大学大学院公衆衛生学研究科―目的:非正規雇用者の健康に関する原著論文を収集して整理し,その内容を概観することを目的とした. 方法:非正規雇用に関連するキーワードをもとに,米国国立医学図書館のMEDLINEと医学中央雑誌刊行会の医中誌webで検索して文献を入手した.各文献を研究方法,調査データの種類,標本規模,調査国,結果となる健康指標,非正規雇用の定義,主な研究結果について整理して分析した. 結果:条件に該当したのは英語論文68編であった.これらの論文を結果指標である労働災害,身体的健康,精神的健康,代替的健康指標の4種類に分け,研究デザイン(コホート研究,症例対照研究,横断研究)別に概観した.非正規雇用者の健康状態が正規雇用者と比べて悪かったのは,一部の労働災害による傷病と身体的健康における死亡率であった.精神的健康ではGeneral Health Questionnaire等の指標を用いた研究で,概して非正規雇用で健康状態が不良であると結論づけた研究が多くみられた.そのほかの代替的健康指標として,医療へのアクセスについても非正規雇用で限りがあるという傾向や,非正規雇用者では正規雇用者と比べて病気による休職や欠勤が少ないという傾向が認められた. 考察:非正規雇用者で正規雇用者より健康状態が悪い場合が,複数の研究から示された.不安定な雇用契約や,しばしば変化する職場環境下で働かざるをえない非正規雇用者の負の側面が,健康に影響を及ぼす可能性がある.一方,正規雇用者の健康度が悪いと結論づける研究もあり,雇用形態が多様化する社会においては雇用形態を問わず健康度が悪化する可能性がある.
    (産衛誌2011; 53: 117-139)
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話 題
  • 久保 達彦, 林田 賢史, 石川ベンジャミン 光一, 小山 一郎, 真鍋 憲幸, 藤野 善久, 松田 晋哉
    原稿種別: 話 題
    53 巻 (2011) 4 号 p. 140
    公開日: 2011/08/04
    [早期公開] 公開日: 2011/05/13
    ジャーナル フリー
    産業保健面談におけるDPC情報の活用:久保達彦ほか.産業医科大学医学部公衆衛生学―背景:本邦では,平成15年よりDPC(Diagnosis Procedure Combination)と呼ばれる診療情報管理制度が急性期入院医療を対象として導入されている.この制度は診療情報の標準化と透明化を理念して設計されており,同制度の導入により,DPC制度に参加する全国の急性期病院の入院診療情報は統一された電子フォーマットで集積されるようになった.DPCによって集積された情報の主要部分は厚生労働省によってホームページ上で公開されており,そのなかには疾病別・病院別の入院患者診療実績数や平均在院日数の情報が含まれている.これらの公開情報には,産業保健実務における医療面談等の場においても有用な情報が含まれていると思われる. 目的:本稿ではDPC制度の概要を説明して,産業保健実務家の視点に立った公開データの利用方法について解説を行う.
    (産衛誌2011; 53: 140-146)
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資 料
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