Serum amyloid A (SAA) 蛋白を超遠心法, 脱脂法, Sephadex G-200によるゲル濾過法, イムノアフィニティークロマトグラフィー法により精製した.
精製SAAは, イムノブロット法により他のアポリポ蛋白の夾雑は, 認められなかった. SDS-PAGEでM. W. 12,000の単一バンドを示し, 等電点電気泳動法においてpI値7.0, 6.7, 6.2, 5.9の4本のバンドが認められた. アミノ酸分析の結果は Dwulet らの報告と一致し, N末端からの配列はS・S・F・F・S・F・L・G・E・A・F・D・G・A・R・D・M・W・R・A・Yであり, アルギニンを欠いた form II型のSAAであることがわかった.
また, この精製SAAを家兎に免疫することにより, 特異性の高い抗SAA抗体を作成することができた.
われわれは, 今後この精製蛋白および抗体を用いて, 簡便な免疫測定法を開発したいと考えている.
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