生物物理化学
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40 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 高木 俊夫
    1996 年 40 巻 3 号 p. 95-104
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1996 年 40 巻 3 号 p. 105-133
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 勲, 養王田 正文
    1996 年 40 巻 3 号 p. 135-140
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    ヒトゲノム解析プロジェクトの目的は, ヒトの設計図であるヒトゲノムの全配列を解明することである. 現在, ヒトゲノムのマッピングがほぼ終了し, ヒトのcDNA解析やモデル生物のゲノム解析が著しい速度で進められている. しかし, ヒトゲノムは約30億塩基という膨大な配列を有するので, 西暦2005年終了という目的を達成するには技術的なブレイクスルーが不可欠であるといわれ, 様々な新しい遺伝子配列決定法が提案されている. しかし, 現在までのところ従来からの方法であるジデオキシ法を凌ぐ方法は開発されていない. ジデオキシ法による解析の高速化には種々の課題があるが, それらの課題の多くを解決する方法としてキャピラリー電気泳動が期待されている. しかし, 残念ながら現在までのところ, キャピラリー電気泳動はゲノム解析にほとんど貢献していない. ゲノム解析研究者とキャピラリー電気泳動研究者が協力し, できるだけ早い時期にキャピラリー電気泳動を用いたシークエンサーを実用化し, ゲノム解析に貢献することが期待されている.
  • 澁川 明正, 中川 照眞
    1996 年 40 巻 3 号 p. 141-146
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    キャピラリー電気泳動と先端分析を組み合わせることにより塩基性薬物の非タンパク結合型濃度を解析するための新規超微量分析法を開発した. 電気浸透流が発生しない条件下で, 薬物-血漿タンパク質混合試料をキャピラリーに注入する. 先端分析の原理に基づいて, 試料ゾーンから非結合型薬物ゾーンが移動し, 台形状ピークとして観測される. このプラトー部分の高さから非結合型薬物濃度を求めることができる. 泳動緩衝液中にキラルセレクターを添加して光学活性な薬物のゾーンを光学分割することにより各異性体ごとの非結合型濃度を測定できる. 本分析法の試料注入量は約200nlであり, 従来法の500分の1である. 本分析法を用いて, モデル塩基性薬物とα1-酸性糖タンパク質(AGP) との結合に及ぼすシアル酸残基の影響を立体選択的かつ定量的に検討した. シアル酸残基はプロプラノロールとAGPとの結合における立体選択性の原因となるが, ベラパミルとの結合に影響しないことが判明した.
  • 本田 進
    1996 年 40 巻 3 号 p. 147-154
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    Carbohydrates are the least inappropriate group of compounds to be analyzed by capillary electrophoresis (CE), because normally they have no electric charge. However, they can be analyzed by this method by adding various devices. There are a number of methods for conversion of carbohydrates to positively or negatively charged derivatives, which can be analyzed directly by zone electrophoresis. In-situ conversion with certain kinds of oxyacid ions, such as the borate ion, and metal ions, such as alkaline earth metal ions, also form ionic complexes from carbohydrates and derivatives. Furthermore, introduction of hydrophobic groups allows separation based on solubilization of the derivatives into ionic micells, thus permitting micellar electrokinetic chromatography. This paper describes not only such theoretical aspect of CE but its application to the analysis of oligosaccharides in glycoproteins. It gives a number of examples of successful application.
  • 真鍋 敬
    1996 年 40 巻 3 号 p. 155-159
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 角田 ちぬよ, 馬場 嘉信
    1996 年 40 巻 3 号 p. 161-165
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    キャピラリー電気泳動によるヒト・ゲノムDNA解析および疾患の遺伝子診断の新規方法論を確立した. キャピラリー電気泳動装置を用いて, ヒト・ゲノムDNAの遺伝子診断を高速化するために, DNAの検出条件および分離条件を最適化した. その結果, 極めて短時間のうちに高い精度でDNAの遺伝子多型解析が可能になることを明らかにした. さらに, キャピラリー電気泳動法が, 実際のヒトの心臓病の遺伝子診断に有効であることを実証した.
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