日本化粧品技術者会誌
Online ISSN : 1884-4146
Print ISSN : 0387-5253
ISSN-L : 0387-5253
41 巻, 2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 長谷川 達也
    2007 年 41 巻 2 号 p. 87-93
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    生産現場では効率化と高品質の両立が求められており, 研究室では想定できないさまざまな課題が発生する。本報では, ファンデーションやアイカラー等の粉体製品の生産現場で発生した, 粉成型に関する実務課題とその解決方法について, 設備・技術・処方特性などのアプローチより, 当社の粉体成型技術の歴史を交えながら, 生産系技術者の視点で紹介する。
  • 皮膚基本特性の部位差・季節間変動・加齢変化について
    大西 一禎, 山口 あゆみ, 栗山 健一, 辻野 義雄, 藤原 延規
    2007 年 41 巻 2 号 p. 94-102
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    男性顔面の皮膚生理に関する総合的知見はほとんど報告されていない。そこでわれわれは, 男性顔面皮膚生理を非侵襲的に測定し, 女性との比較を行った。また, その季節間変動, 加齢変化, さらに加齢変化と生活習慣との関連について解析した。その結果, 1. 男性顔面のTゾーン, Uゾーン間の皮膚コンダクタンス, 皮脂分泌量の差異は, 女性よりも大きいこと, 2. TEWL, 総伸長値の季節間変動は, TゾーンとUゾーンで相反する傾向を示すこと, 3. 頬下部は年間を通じて最も乾燥している部位であること, 4. 総伸長値は年齢との高い負の相関係数を示し, 男性顔面皮膚の加齢変化の指標となり得ること, 5. サンスクリーン剤の使用習慣がないことや, 髭剃り習慣は, 男性顔面皮膚の加齢変化進行に影響を与えることが明らかとなった。
  • シワ・皮膚色の加齢変化および男性のフェイスケア意識について
    山口 あゆみ, 大西 一禎, 栗山 健一, 辻野 義雄, 藤原 延規
    2007 年 41 巻 2 号 p. 103-111
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    日本人男性顔面の外観上の加齢変化について明らかにするため, 男性被験者のシワおよび皮膚色を評価した。加齢に伴い, 目尻部は最も大きな線状シワの深度が増すが, 眼窩下部ではほぼすべてのシワの深度が増しており, 目尻部は40歳頃, 眼窩下部は50歳頃から顕在化していた。また, 眼窩下部のシワは目尻部のシワに比べて個人差が大きく, 同年代 (40歳代) の中でも眼窩下部のシワが目立つ被験者はTEWLが高く, 皮膚コンダクタンス値は低かった。顔面皮膚色は, 加齢とともに赤みが増して明度が下がる傾向を示した。40歳代以前は, 夏季に顔面の明度が下がり冬季に上がる明確な季節変動を示したが, 40歳代以降, 夏季・冬季の季節間で明度に有意差が認められなくなった。男性が自己の顔面の変化を認識し始めるのは, 老化兆候が明らかに顕在化する40歳前後であった。男性は, 女性に比ベスキンケア製品に対する関心は高くなかったが, 若く見られたい願望やスキンケアが必要であるという意識は有していた。
  • 2007 年 41 巻 2 号 p. A2-A3
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
feedback
Top