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尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編
Online ISSN : 2423-9313
Print ISSN : 2187-5235
ISSN-L : 2187-5235
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尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編
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51 巻 (2019)
50 巻 (2018)
2017 巻 (2017)
49 号 p. 01-
48 巻 (2016)
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前身誌
尚絅学園研究紀要 A.人文・社会科学編
2017 巻, 49 号
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中学校英語教科書のリーディング教材研究
田口 誠 一
2017 年 2017 巻 49 号 p. 1-14
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_1
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中学校英語教科書では日常的な話題を扱った会話教材が多く掲載される傾向にある。現在の日本の英語教育の中では,コミュニケーション能力が重視されるにつれて文学教材が徐々に排除されてきたとしばしば言われている。しかしながら,リーディング教材としてオー・ヘンリーの短編小説やアーノルド・ローベルの絵本などの文学教材が教科書に掲載されている。この論文では中学校英語教科書のリーディング教材を考察し,特に文学教材の問題点を明らかにする。
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(12999K)
涵養性を意識したチーム基盤型学習がコンピテンシーに及ぼす効果
所 吉彦
2017 年 2017 巻 49 号 p. 15-27
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_15
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本研究は,社会人基礎力や学士力といった能力が繰り返し提唱される中で,企業におけるコンピテンシーの位置づけを調査した。学生のコンピテンシーの向上を目的,アクティブ・ラーニングを手段として教育実践し,pre-post データを収集し,検討した。その結果,2ヵ月といった短期間でも対自己力に効果があることが明らかになった。また, 授業設計に涵養性を追加した場合,対人力でも効果が確認され,一定の基準値を上回る可能性があることが示唆された。
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(13103K)
日本語の存在動詞イルの成立と シテイル形式の文法化
畠山 真一
2017 年 2017 巻 49 号 p. 29-42
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_29
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本論文は,現代日本語の存在動詞イルの成立史とシテイル形式の文法化が緊密に関連していることを明らかにする。現代日本語のイルは,典型的な状態動詞の一つであるが,イルの語源を形成するヰルは,状態動詞ではなくむしろ起立状態から着座状態への態勢変化を意味する主体変化動詞であったと考えられており,イルは,主体変化動詞ヰルではなく,むしろヰルの主体変化結果状態を表現するヰタリから発達してきたと推定されている(金水,2006)。本論文で検討した歴史的なデータは,ヰタリから存在動詞イルへと至る意味変化とテイルの文法化が相互に関連していることを示している。すなわち,近世におけるアスペクト形式としてのシテイル形の確立には,存在動詞イルの成立が反映されていると考えられる。このような議論にもとづき,本論文は,シテイル形が,イルの意味的漂白化(semantic bleaching)に加え,テ形節とイルを述語とする主節からなる複文構造(biclausal structure)が単文化することによって確立すると主張する。
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(13609K)
生活困窮者における家計管理支援方法の検討
ソーシャルワークの視点を活用したチームアプローチの事例より
川﨑 孝明, 川口 惠子
2017 年 2017 巻 49 号 p. 43-57
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_43
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複合的な生活課題を抱えた生活困窮者に対する家計管理支援では,通常の知識やスキルでは対応できないことが多い。当事者の問題意識が低いこと,他者との関係性をうまく築くことができないなど,本人の特性を踏まえる必要がある。そのため,ソーシャルワークの視点を用いたチームアプローチによる支援方法が問題解決には効果的である。
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(14352K)
倉橋惣三の音楽表現観
自発性の概念を中心に
曽田 裕司
2017 年 2017 巻 49 号 p. 59-69
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_59
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倉橋惣三は,大正から昭和前期にかけて日本の幼児教育思想を牽引した人物として知られている。彼の思想は,幼児に内在する自発性の尊重と,それを引き出す教師の導きによって特徴づけられる。本稿は,彼の幼児教育思想の中でも,幼児の音楽表現における自発性を彼がどのように捉えていたのかについて明らかにしようとするものである。倉橋は,幼児の音楽表現において,作品として成立している音楽を表現する場合と,幼児が音を用いて独自に表現する場合のどちらにも,幼児自身が自発性を発揮することが重要であると考えていた。また彼は,幼児が音楽表現の経験を重ねるうちに,技能面で向上させたいという欲求を持つ可能性も,自発性の発現として視野に入れていた。このように,彼における幼児の音楽表現観は,自発性概念を軸に統合されたあり方を示している。
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(10360K)
資料
明治期の熊本の新聞における西洋音楽関連記事調査③
九州日日新聞 明治31~34年
森 みゆき
2017 年 2017 巻 49 号 p. 71-101
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_71
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明治期の日本において,一般大衆がどのように西洋音楽を受容したのか。可能な限り,その全体像を把握し実態に迫るために,地方都市の新聞における西洋音楽関連記事を網羅的に調査した。明治21年(1888年)創刊の九州日日新聞における記事,楽器や楽譜の公告,さらに楽器や演奏者のイラストが描かれた公告(薬や時計など)を調査し,時代順に一覧化した。
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(28060K)
石丸梧平主宰の家庭雑誌「団欒」に関する調査⑥
宮﨑 尚子
2017 年 2017 巻 49 号 p. 01-08
発行日: 2017年
公開日: 2017/11/13
DOI
https://doi.org/10.24577/seia.2017.49_01
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現物が確認できなかった大正初期の雑誌「団欒」を十八冊発見したとして,それらの目次を「石丸梧平主宰の家庭雑誌『団欒』に関する調査①」「石丸梧平主宰の家庭雑誌『団欒』に関する調査②」「石丸梧平主宰の家庭雑誌『団欒』に関する調査④」において紹介した。今回は,その『団欒』の中でも、雑誌『青鞜』の作家でもある加藤みどりについて紹介する。
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