生活衛生
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1 巻, 2 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 下田 吉人
    1957 年 1 巻 2 号 p. 55
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 本協会の設立と本誌の発刊を讃えて
    戸田 正三
    1957 年 1 巻 2 号 p. 56
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 石井 隆一郎
    1957 年 1 巻 2 号 p. 57-69
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    パン発酵の歴史は古くは西歴紀元前数千年にさかのぼり, 当時はパン種として野生酵母の繁殖した生地を次の仕込みにのこしていたが, その後純粋なパン種としてビール酵母が使用され, 19世紀の初めついにパン酵母が製パン用として工業的に独立して製造されるにいたつた。我が国では昭和4年に生産が始まり戦後の食糧難時代の粉食奨励により生産量は著しく増加し, 戦前の約7倍に達するにいたつた。このように古くより生産されていたにもかゝわらず酵母の製造技術は一般に公開されないこともあつて不明の点がきわめて多く特に品質に関する技術的諸問題のゆくてには無明未開の扉が固くとざされていた。酵母製造に関する技術は無機窒素同化, 通気, 流加法の完成とともに近年になつて著しい進歩発展をとげながら, 製造されたパン酵母の品質すなわち性能との関連についてはほとんど知られないまゝに, 品質を改良しようにも一定の指針もなく暗中模索の状態であつた。戦後結成されたわが国のイースト工業会はこの問題に直面し全力をあげてこれが解明に一致協力した。やがて多くの研究者技術者の不断の努力は科学技術全体のレベルの向上とあいまつてこの方向の科学技術にも輝しい曙光を投げかけた。現在, 外来イーストの輸入を阻止し逆に輸出の体制にあるのも, またメーカーによる品質の差が, ほとんど見られなくなつたのもそのためである。幸い, 私もイースト技術懇談会の一員としてイースト品質改良の研究に参加することができたので以下に酵母の品質とくに発酵力, 耐糖力, 耐久力, 凝集性, 色, 乾燥酵母の品質と酵母の栄養組成, 培養条件等品質改良に資する技術的方法についてとりまとめてみた。
  • 乳及び2・3の乳製品に就て
    田中 薫樹
    1957 年 1 巻 2 号 p. 70-74
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    市販食品の細菌汚染の問題は従来から重要な課題であり, 終局に於て大腸菌群の汚染因子をしらべ, これを防止する目的のもとに今回定量的測定を試みた。対象とした食品は栄養価高く消費量の比較的多い市乳, 乳飲料 (ビタミン入牛乳), ソフトクリーム, ヨーグルト及び乳酸菌発酵飲料等の収去品である。
    市乳, 乳飲料に於ては一般細菌数と大腸菌群M. P. Nの間に相関性が認められ, 耐熱性大腸菌群の存在並びに殺菌後の二次汚染が考慮を要する課題である。ヨーグルト (g当り約500万), 乳酸菌発酵飲料 (約135万) にはそれぞれ活性乳酸菌を認め, 70~80%は食品衛生的にすぐれていた。次にソフトクリームは細菌汚染の原因とその防止上尚お今後の研究を要する食品の一つである。
  • 阪本 茂
    1957 年 1 巻 2 号 p. 75-81
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    最近河川の水質に対する各方面の関心が高まつて来た。本年7月20日来阪した経済企画庁, 厚生, 農林, 通産など関係各省が京都市内各河川, 京都下水処理場, 淀川沿岸の工場廃水, 桂, 宇治, 木津川合流点の水質, 大阪市の下水処理場, 大阪湾の屎尿投棄の状況, 大阪市内各河川を4日間に亘つて視察を行い, 関係各官公庁の意見をまとめて, 水質汚染防止法案を次期国会に提案されることになつた。そこで長い間水質問題に取組んで来た我々としては時機おそしの感があるが一歩前進として喜びに堪えない。
    大阪市は水の都, 日本のベニスと云はれ都市生活に密接なる関係を有することは云ふまでもない。市民の保健衛生上よりは勿論, 産業, 水運更に都市の美観上よりも河川は重大なる意義を有する。河川は常に水量豊富, しかも清水を湛うることが望しい。
    大阪市に於いては延長約183粁面積21074平方米に及ぶ大小河川が縦横に交錯し水運に貢献している。
    人口の増加, 商工業の発達に伴い河川汚染度は年々高まり, その汚濁, 悪臭は市民保健衛生上一大脅威となり, 都市美観上不快な存在と化しつゝある事は誠に寒心に堪えない。
    終戦後12年各種産業の伸張は著しいが一方下水処理施設はほゞ戦前のまゝであり, 市内各河川は干満の影響を受けて, 廃水の疎通が円滑をかき, 滞留し, 河水汚染の影響は港外相当遠隔の地点にまで及んでいる。
    汚染の原因としては大阪市の下水処理区域外の工場廃水, 家庭下水, 船舶が考えられるが, それぞれの影響に就いては未だ明らかでなく, 今後の綿密な調査にまたねばならない。
  • 梶原 三郎
    1957 年 1 巻 2 号 p. 82-84
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 1 巻 2 号 p. 90-93
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 1 巻 2 号 p. 94-95
    発行日: 1957/10/01
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
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