1. 天然増粘剤, 安定剤として食品に使用されるカラギーナンおよびアルギン酸中の微量金属に関して, 総ヒ素については Gutzeit 改良法により亜ヒ酸として定量した。
その結果, カラギーナンについては0.15~1.1ppmであり, アルギン酸は0.55ppmであった。
2. ヒ素を除く8種の金属, すなわち亜鉛, ニッケル, クロム, 銅, マンガン, 鉄, 鉛, カドミウムについては原子吸光光度法により分析を行った。その結果, 試料の違いによって各金属ともその含有量にかなりの変動がみられた。また, 鉄の含量などが高かった。
鉛としてあらわす重金属についても検討した。
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