水蒸気同伴のプロパン脱水素(DHP)は、連続的にプロピレン製造が可能なプロセスであり、その触媒プロセスの確立が望まれている。本研究では、DHPにA
0.95CrO
3 (A: La, Nd, Pr, 0 ≤ x ≤ 1)の組成をもつペロブスカイト型酸化物を触媒として用い、活性、選択性及び安定性に及ぼす影響について検討した。その結果、A
0.95CrO
3 (A: La, Nd, Pr)が比較的高い活性・プロピレン選択性を示した。特にNd
0.95CrO
3は、劣化が小さく安定性に優れる触媒であることを見出した。
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