我々は第1報において石油溶剤によるドライクリーニング液中の生菌数について調査し10
0~10
2/m
lで極めて少ないと言う結果を得た.今回は着用した1本のズボンを材料として, これをドライクリーニングと仕上げを行ない, その前後の細菌数を測定した.
1) 実験に供したズボンの脚部12ケ所の測定において, 生菌数は一般に10
1~10
2/cm
2であったが10
4~10
5/cm
2の部分も認められた.
2) ドライクリーニングにより生菌数は10
1/cm
2程度に減少した.
3) スチーム仕上げ, プレス仕上げともに熱による殺菌効果が認められた.特にプレス仕上げによっては生菌数が0になることもあるが, また残存を認めることもある.
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