繊維製品消費科学
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16 巻, 12 号
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  • ―スカートの静態におけるすそ線の形状解析―
    上野 清一郎, 木村 栄子, 長谷川 範子
    1975 年 16 巻 12 号 p. 404-410
    発行日: 1975/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    衣服は人間が着用することによって始めて意味を持つ.すなわち着装の美はこれを動的にとらえることが必要であるにもかかわらず, いままでこのような研究はあまり見られていない.
    本報告ではスカートを用い, 動態研究に先立ってまず静態でのすそ線の形状解析を行なった.実際のスカートの長さの試料布をモデル台に取り付けた場合と, パネルがスカートを着装した場合, 従来の小試片によるドレープ係数その他のテストではその形状を解析することはできず, ここではすそ線の作る形状を閉曲線と考え, この曲線から連続座標を求めその曲率と偏角とを用いて時系列グラフを画いた.つぎにこのグラフを統計的に解析することによって周期と振巾を求め.これによりモデル台, 着装の場合, のスカートすそ線形状の分類を行ない, 動態研究への足がかりとした.
  • ―布の回転にともなう空気流によって生じる波動特性の測定法―
    熨斗 秀夫, 西田 稲実, 下村 高司
    1975 年 16 巻 12 号 p. 411-415
    発行日: 1975/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    空気流によって布に生じる波動は視覚による価値評価として重要なものであるが, 一般にこの波動は非定常的で測定しにくい.これらの波動の生じ易さ, 進行のしやすさ等を示す指標をうるため, 測定容易な方法を考案し, 測定法, 問題点等を検討した.
    この方法は円形の布の中央を2枚の円板ではさみ, 水平状で, 中心を軸として回転し, 回転にともなう空気流によって布に生じる定常的な波動を, ストロボスコープで静止波形としてとらえ, 波動の進行速度, 振幅等の波動特性を測定するものである.
    波の進行速度は次式で求められる.
    N=n1- (n2/Q)
    N: 布面をまわる波の回転速度/min
    n1: 布の回転速度/min
    Q: 波の山の数
    n2: 波が静止してみえるストロボスコープの発光数
    振幅は写真撮影その他の方法で求められる.
    これらの測定値は布の空気流による波動特性の指標として役立つものと考えられる.
  • 浦畑 俊博
    1975 年 16 巻 12 号 p. 416-421
    発行日: 1975/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 繊維製品の燃焼試験
    上原 陽一
    1975 年 16 巻 12 号 p. 430-436
    発行日: 1975/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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