既報に述べた方法により, 見かけのドレープ係数が, 30%, 50%, 80%のドレープ形態の写真を, おのおのについて6~8種類つつ作り, ドレープ係数が等しい状態で, ドレープ性の良い悪いを識別できるか否かについて官能検査を行い, さらに, どの程度のドレープ係数のとき, 最も識別が容易であるかについても官能検査を実施し, 検討した.
以上, 2つの官能検査結果によれば, ドレープ係数が同一でもドレープ性の良い悪いの識別は可能であること, また, 識別の容易さという点からいえば, 本実験の範囲内では30%の場合が最も容易であるとの結論を得ている.
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