肩, ウエスト, ヒップおよびひざを基点として, 基本体型上にコンピューターのプロッターにより円弧を作る.
これらの円弧の組合せから得られた数多くの図形について, 30名の女子被験者に, まず被服図形と認められるか否かを問い, これによって図形を分け, 次に被服図形と認められたものにつき, 20種のイメージ用語の中からそのイメージに相当すると思われるものに印をつけさせた.これらのデータをもとに因子分析法により解析した結果
1) ウエスト線から下に画かれたスリムなシルエットは第I因子である「普遍的要素」が強く,
2) 第II因子の「充実要素」をもつものの代表的なシルエットとしては, 肩からマントのようなすそ広がりのビッグファッションがあり,
3) さらに第III因子の「流行変遷要素」については, イメージに個人差が大きく影響するようである.
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