羊毛編物をランドリーした時に生ずる収縮に影響する要因を見出すための実験を行った.実験条件は実際に行われている条件を基にして定めた.実験の結果を要約すると次の様になる.
1.防縮加工糸は未防縮加工糸に較べて収縮は非常に小さい.
2.ランドリー条件の中で影響のある要因は,
a) 機械の回転数, b) 水量 (浴比) , c) 乾燥温度, d) 乾燥時間, である.
3.収縮を小にするランドリー条件は,
a) 機械の回転数は低い方がよい.b) 水量は多い方がよい.すなわち大浴比にする.c) 50℃以下の温度では影響がない.d) 乾燥温度は高い方がよい.e) タンブラー乾燥時間は短い方がよい.
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