繊維製品消費科学
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23 巻, 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 武山 幸次郎
    1982 年 23 巻 6 号 p. 219-223
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 横尾 修
    1982 年 23 巻 6 号 p. 223-226
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 明石 淳子
    1982 年 23 巻 6 号 p. 227-232
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―衣服に対する炎の貫通時間について―
    辻 定三, 吉川 清兵衛
    1982 年 23 巻 6 号 p. 238-242
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
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  • 閏間 正雄, 富森 美緒
    1982 年 23 巻 6 号 p. 243-248
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    被服の表地や裏地としてよく供される代表的な被服地即ち, 綿・ブロード, 綿・デニム, 毛・カシミア, 毛・フランネル, 絹・クレープデシン, 絹・サテン, レーヨン・シュラー, アセテート・サテン, ポリエステル・シュラー, ポリエステル・スエードの各種被服地試料群に所定の方法で, それぞれ人為的に水じみを付与した.この時, 各試料群内は諸元も同一で単に色違いのものとした.かつまた, 水じみの付与に際しては, 所定同一条件下で実施し, 同一試料群における水じみの実質的発現状態に差異はないように処理した.かかる風乾後の水じみの状態を評点法により, 各試料群ごとにパネルに官能検査をしてもらった.その結果を次に記す.
    1) 綿・デニム, 毛・フランネル, ポリエステル・スエード試料群を除く, 残りの7試料群では, 水じみの官能評価値は各試料間において, それぞれ有意差を示し被服地の色によって水じみの判断, 評価が異なった.
    2) しかし, 上記の7試料群では, その官能評価値と色相, 明度, 彩度との間に, 何ら相関関係は認められなかった.また, それら試料群の官能評価値は, 対比光沢度, 色濃度値 (絹・サテン試料群を除く) との間にも何ら連関をみせなかった.
    3) 上記の7試料群の官能評価値とハンター色差△E (原布部一水じみ部間の色差) との間には, 相関関係がみられた.即ち, 色差を水じみの判定要因の一つとしていることがうかがえた.したがって, 水じみとして知覚される場合, その当該部は周辺部のそれと異なった色, 色差として判断されていることが示された.
    4) また, 別の分散分析によれば, 水じみの認識状況は試料群によって異なった.ちなみに, フィラメント糸試料群に水じみの発生傾向が大きく, スパン糸試料群にその傾向の少ないことがうかがえた.
    以上の結果により, 被服地に付与された水じみの官能評価値は, 事前の測定値 (色相, 明度, 彩度, 対比光沢度, 色濃度値) によって把握することができず, 結局, 事後の測定値, 色差によっていることが明らかになった.
  • 中野 喜久子, 島崎 恒蔵
    1982 年 23 巻 6 号 p. 249-254
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究は, 工業用本縫差動送りミシンを用いてギャザー縫製をした時に生ずる縫目部分のギャザー (ギャザー量, 縫目線部のギャザーの状態) について, 縫製条件および布地の性質との関係を研究したものである.結果をまとめると次のようであった.
    (1) ギャザー量 (縫縮み率) は, 差動比とともに布地の曲げ剛さの影響を強く受けた.また, 差動送り条件に関するファクターと対応させると整理できた.
    (2) 縫目線部のギャザーの状態は3種類に分類できるが, それは針目間の平均布地量から平均針目間隔を差し引いた値と密接に関係する.
    (3) 縫製時に布送りで生ずる主送り歯上のみかけのすべり量についても, 差動送り条件に対して整理が可能であった.
    (4) これらの関係を用いると, ギャザー量および縫目線部のギャザーの状態が縫製条件よりほぼ推定可能であった.
  • 田中 麻佐子, 土井 サチヨ
    1982 年 23 巻 6 号 p. 255-261
    発行日: 1982/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    衣服設計の基礎資料を得るため体型を部分に区分し, その形状特性について検討した.21才~22才の青年女子51名を被検者とした.検討部位は前面では乳房部, 肩部に向かった胸部の傾斜であり, 後面では肩甲骨後突点周辺のふくらみ, 胴部へ向かった背面の傾斜である.これらの部分形状を知るうえで有効と思われるモアレ法を用い, 解析を試みた.
    1) 乳房部の形状は半球状とみなすことができ, 肩甲骨後突点周辺のふくらみは皿状と考えることができる.
    2) 乳房部の形状は乳房中心角, 肩甲骨後突点周辺のふくらみは肩甲部中心角, 胸部の傾斜は胸部傾斜角度, 背面の傾斜は背面傾斜角度で定量化した.
    3) 乳房中心角の平均値は58.5度, 標準偏差12.6度であり, 平均値を中心に1〓ごとに4分類できる.
    4) 胸部傾斜角度の平均値30.1度, 標準偏差5.9度であり, 平均値を中心に1〓ごとに4分類できる.
    5) 肩甲部中心角の平均値は20.7度, 標準偏差5.8度, 背面傾斜角度の平均値は17.0度, 標準偏差4.2度である.これらは個人差が少なく, 平均値士1.5〓の標準型およびそれ以上, 以下の3分類が適当である.
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