繊維製品消費科学
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26 巻, 6 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • ―家政学の動向とマガジン・Which?に視点をおいて―
    奥窪 朝子
    1985 年 26 巻 6 号 p. 226-231
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 加藤 英昭
    1985 年 26 巻 6 号 p. 232-235
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 林 郁
    1985 年 26 巻 6 号 p. 236-240
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 諸岡 晴美, 丹羽 雅子
    1985 年 26 巻 6 号 p. 245-252
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    乳児用肌着の繰り返し洗たく100回までの収縮挙動を調べ, それに影響を及ぼす諸因子の検討を行なった.さらに, 着用, 洗たくを繰り返したシャツと試験片の収縮率との関係を捉えた.
    1.洗たく回数Nの平方根と収縮Sとの間に直線関係 (S=a√N+b) が認められた.
    2.ウェール方向のaは一般には正となり, 収縮傾向を示し, コース方向のaは負となり, 伸び傾向を示した.
    3.|a|, |b|はウェール方向に比べ, コース方向に大きい.
    4.収縮に影響を及ぼす因子として、試験片のたて/よこの寸法比, 単位面積当りの重量, 綿の混率が挙げられ, たて/よこの寸法比が大きく, 重量の大きい程, また綿の混率の低い程, 寸法安定性に富むことがわかった.
    5.試験片のたて/よこの寸法比がシャツの着丈/裾囲に相当する場合, シャツの着丈と試験片のウェール方向の特性, 胴巾および裾囲とコース方向の特性との間に有意な相関が認められた.
  • ―アニオン界面活性剤・ポリアクリル酸ナトリウム・プロテアーゼの配合効果が複合汚染布の洗浄挙動に及ぼす影響―
    佐藤 昌子, 滝本 かおり, 皆川 基
    1985 年 26 巻 6 号 p. 253-259
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    Scheffeの単純格子計画法を用い, アニオン界面活性剤 (DBSまたはAOS) ・SPA・アルカラーゼの配合効果が複合汚染布中の各汚れの離脱挙動に及ぼす影響について, 溶液特性との関係より検討した.
    1) たん白質 (ゼラチン) 汚れの洗浄性は固体汚れとの相互作用に大きく影響されるため, 比較的酵素配合比の低いSPA・アルカラーゼ2成分格子点上において相乗効果が認められる.
    2) 固体汚れ (泥およびカーボンブラック) の洗浄性は界面活性剤の硬度特性に大きく依存し, 3成分中のDBSの寄与率は硬度によって大きく変わる.
    3) ゼラチン, 泥, カーボンブラックのいずれの汚れに対しても, またいずれの硬度に対しても, 3成分中のアルカラーゼの寄与率は一定で, 最高格子点はアルカラーゼ水準25~40%の格子点上に認められる.それは, たん白質と固体汚れの複合体としての離脱挙動が大きく影響するためである.
  • ―透湿速度測定装置の試作―
    黒田 亘哉
    1985 年 26 巻 6 号 p. 260-266
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    布および一般に繊維集合体中での水蒸気の移動の機構を解析することを目的として, 新しく透湿速度測定装置を製作した.この装置は, それぞれ水蒸気濃度を一定に保った2つの部屋の間に試料布を置き, 試料布を透過して出てきた水分を乾燥剤に吸収させ, その重量変化から透湿速度を測定するもので, 試料布の両表面に常に一定の気流を流し, 測定中の境界条件が一定に保たれるように工夫しているのがその特徴である.
    この装置を用いて, 市販の数種の布について測定した結果, 測定値に良好な再現性が得られ, また測定時間もカップ法にくらべて大幅に短縮できることが認められた.得られた結果から, この装置を用いても布表面の静止空気層の影響は見られるが, 適当な仮定を用いてそれぞれの布に固有の透湿係数を求めると, これらの値は布の空隙率に大きく関係することが示唆された.
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