繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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29 巻, 12 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 斎藤 景一郎
    1988 年 29 巻 12 号 p. 505-509
    発行日: 1988/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 川崎 健太郎
    1988 年 29 巻 12 号 p. 510-518
    発行日: 1988/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 吉田 光雄
    1988 年 29 巻 12 号 p. 519-524
    発行日: 1988/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • (第3報) ―ポリエステルメッシュスクリーン基質へのパルミチン酸の付着状態とその洗浄性について―
    大矢 勝, 皆川 基
    1988 年 29 巻 12 号 p. 530-539
    発行日: 1988/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    泡沫洗浄の洗浄機構を明らかにすることを目的として, ポリエステルメッシュスクリーンに付着させたパルミチン酸汚れの泡沫洗浄を行った.洗浄には泡沫の進行方向に対して試料を垂直および平行に固定する方式の小型試作泡沫洗浄装置を用い, その除去過程を走査電子顕微鏡で観察するとともに, 汚れ付着状態や泡沫温度が洗浄性におよぼす影響について検討した.その結果, パルミチン酸は泡沫温度を昇温すると洗浄率が増大し, 特にパルミチン酸の融点付近 (50℃) またはそれ以上の温度では短時間で90%以上の洗浄率を示すことが認められる.またメッシュスクリーンに対する汚れ付着量が増すと縦, 横のフィラメントの交差部に塊状に付着する汚れ量が多くなるが, 垂直固定式泡沫洗浄ではメッシュ間隙からの新たな起泡作用に伴う起泡吸収により洗浄速度が増大するため, 平行固定式の泡沫洗浄および浸せき方式の洗浄に比して限られた時間内での洗浄率が著しく大きくなる.
  • 神山 進, 牛田 聡子, 枡田 庸
    1988 年 29 巻 12 号 p. 540-548
    発行日: 1988/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究では, 服装や外見に関する暗黙裡のパーソナリティ理論を究明する一環として, 身体特徴とパーソナリティ特性との間に, どのような関連性が仮定されているのかを検討することが, 目的であった.前報までの結果をふまえて, 本研究の結果は次のとおりであった.
    1.身体特徴とパーソナリティ特性との間に仮定されている関連性は, かなり明白なものであった.2.パーソナリティから想起される身体特徴は, 4つの要因から構成され, それらは重みの大きな順に, 「太り」, 「均整」, 「大きさ」, 「丸み」であった.また, これらの4つの要因のなかで, 身体の魅力度の評価に貢献するのは, 「均整」の要因であると推察された.3.身体から想起されるパーソナリティ特性は, 3つの要因から構成され, それは重みの大きな順に, 「親和性」, 「積極性」, 「知性」であった.4.服装から想起される顕著なパーソナリティ特性が, 「思慮性」であった (第2報) のに対して, 身体から想起される顕著なパーソナリティ特性は, 「親和性」となった.したがって服装と身体とは, 少なくとも青年女子の間では, 相互に異なった性格特性と関連づけて捉えられていて, 容姿にもとづくパーソナリティの印象内容を, 一層複雑なものにしていると推察された.5.身体特徴の4つの要因と, パーソナリティ特性の3つの要因との間には, とくに次のような, 顕著な関連性が認められた.すなわち, 身体の太り―親和性 (特に, 心のひろさ) , 身体の均整―積極性・知性, 身体の大きさ―積極性, 身体の丸み―親和性, 身体の角ばり―積極性, である.6.数量化の方法第III類を適用することによって, 身体特徴とパーソナリティ特性との間に仮定された, 全体的な関連性の内容を知ることができた.またこれを, 服装や相貌に関する以前の研究結果と対照させることによって, 容姿に関する暗黙裡のパーソナリティ理論について, 一層合的な一資料を得ることができた.
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