繊維製品消費科学
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34 巻, 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 永島 淑行
    1993 年 34 巻 1 号 p. 4-9
    発行日: 1993/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 服部 錬三
    1993 年 34 巻 1 号 p. 10-17
    発行日: 1993/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 宇野 虹児, 野上 昭子
    1993 年 34 巻 1 号 p. 18-23
    発行日: 1993/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 第7回 制電性と難燃性
    風間 健, 土田 和義, 塩谷 隆
    1993 年 34 巻 1 号 p. 24-26
    発行日: 1993/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 神山 進, 苗村 久恵, 高木 修
    1993 年 34 巻 1 号 p. 29-40
    発行日: 1993/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究では, “知覚されたファッション・リスク”が購入商品の種類によってどのように相違するかが, さまざまな衣料品/お酒落用品 (女子用) に関して検討された.また“知覚されたファッション・リスク”という視点から衣料品/お酒落用品を分類することが試みられた.本研究によって得られた結果は, 次のごとくであった.すなわち, 1) 評定者集団別にリスク評定値をデータとして因子分析を実施した結果, いずれの集団とも, “知覚されたファッション・リスク”の構造として, 「品質・性能」懸念, 「規範からの逸脱」懸念, 「着こなし・使いこなし」懸念, 「流行性」懸念, 「自己顕示」懸念と命名された5種類の懸念 (因子) が抽出された.2) 5つの各懸念と, それらの懸念合計について, 懸念の強く知覚される衣料品/お酒落用品が明らかになった.特に, 5つの懸念の合計値が強いのは, コート・上着類, いくつかの身回り品, 礼装・外出用和装長着, 股のある下衣などであった.3) “知覚されたファッション・リスク”にもとつく被調査品目の群化の結果, 被調査品目は7つの群に分割された.4) 7つの群のなかの5群に関して, それらを100品目によって特徴づけたところ, 次のような結果を得た.すなわち, 「品質・性能気遣い品」群を特色づける下着・家庭着, 基礎化粧品類, 運動着.「規範からの逸脱気遣い品」群を特色づける身体・脚・肌を露出/誇張/隠蔽することにかかわる衣類・下着類とメーキャップ化粧品類.「着こなし・使いこなし気遣い品」群を特色づける靴下・履物類と股のあるズボン・スカート類.「流行性気遣い品」群を特色づけるスポーツ/リゾート・ウェアー類.「自己顕示気遣い品」群を特色づけるアクセサリー・小物類, メーキャップ化粧品類, 礼装・外出用和装品.
  • (第1報) ―次亜塩素酸ナトリウムによるナフトール染料の分解物の同定と分解機構―
    瀬口 和義, 中納 佐知子, 田中 聰子
    1993 年 34 巻 1 号 p. 41-48
    発行日: 1993/01/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    アニリン→2-ナフトール, アニリン→ナフトールAS-BO, アニリン→ナフトールASおよび4-ニトロアニリン→2-ナフトールからそれぞれ合成したナフトール染料4種を, 次亜塩素酸ナトリウムにより, 室温下, ジクロロメタンと水の二層系を用いて酸化分解した.分解物はHPLC, GCにより分析し, またそれらの構造はGC-MS, NMR, IRにより解析した.その結果次の事項が明らかとなった.
    1.弱酸性下では, 染料の分解は著しく促進され, 逆にアルカリ性下では染料は比較的安定であった.2.酸化分解によって染料中のアゾ基の開裂が起き多くの分解物が生じた.たとえば, アニリン→2-ナフトールでは9種, 4一ニトロアニリン→2-ナフトールでは5種の分解物が生成した.これらはいずれもマススペクトル, NMRおよび標準物質との比較から構造を決定した.特に, 分解物の一つである塩素置換フェノールやナフトール類はもし衣服に残存するようなことがあれば, 皮膚障害を引き起こす原因となることが危惧された.
    3.分解物からみて, 分解の機構は比較的酸性条件下での酸化では, まずベンゼン環またはナフタレン環に対する親電子的な塩素化, および塩素化脱ジアゾニウム反応を受け, その後, 分解物がさらに塩素化を受けたり, 生成したジアゾニウム塩の分解やラジカル的カップリングが起き, 多様な生成物が生じると推定した.
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