繊維製品消費科学
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35 巻, 10 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 田村 明弘
    1994 年 35 巻 10 号 p. 522-527
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―競争地位別戦略を中心として―
    赤岡 仁之
    1994 年 35 巻 10 号 p. 528-532
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 杉田 幸二郎, 甲斐 哲郎, 明石 淳子
    1994 年 35 巻 10 号 p. 533-545
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―アンケート調査から見た意識に残る状態―
    北崎 敦子, 磯井 佳子, 風間 健
    1994 年 35 巻 10 号 p. 554-560
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    日常生活に関する伝統文化が女性の意識に残る度合いに影響する要因を求めることを目的とした.被験者は女性222名で, 職業と日本文化に関わる趣味によって層別した.
    調査は, 日本の伝統文化に対する37の質問に対し, 同意または理解を尋ねた.同意または理解の比率 (肯定率) によって, 質問は4グループに分類された.各グループごとに数量化IIIを用いて各グループの特性を調べ, 次の結果が得られた.
    グループIは属性に関係なく意識に残った13問で, 習慣や意見として生活に定着している.グループIIは学生以外 (年齢の高い層を含む) に残った10問で, 和装の着付けや蚊帳の使用経験のような伝えにくい経験であった.グループIIIは伝統文化に関わる趣味によって伝承された7問であった.グループIVは非日常化した縁起や行為の7問であり, 残りにくい内容と思われる.また, 次にクラスター分析を用い, 各文化を肯定する被験者の類似性により各質問を位置づけた.
  • (第3報) ―袖原型作図法―
    岩佐 和代, 冨田 明美, 中保 淑子
    1994 年 35 巻 10 号 p. 561-569
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    高齢婦人用袖原型作図法を考案することを目的として, 高齢女子6名を対象に実験を行った.高齢者の腕部を袖山部, 上腕部, 前腕部に区分し, まず, 袖山部に三角形法を適用して腕部体表面近似平面展開図を描き, そこへ上肢挙動による体表変化量から算出したゆとり量を加えた.次に, 袖山・上腕・前腕部の接合部に上腕・前腕振り角要素を組み込み袖原型を作図した.
    その結果, 三角形法から導き出した袖山曲線形状は同一の作図方法でありながら被検者の体型特性を反映していることがわかった.また, 高齢婦人用袖原型の袖山の高さはA.H.の約1/3がよいことがわかり, 一般に作図される方法より高くなることが明らかとなった.そして, 袖のゆとりは丈より幅方向に多く必要であることが認められ, 袖パターン上の腋点位に高齢婦人用胴部原型に加えたゆとり量と同量を設定すればよいことがわかった.考案袖原型は着用実験により体型適合性・動作適応性ともに良好であることが認められ, 作図法の有効性が検証できた.
  • 天野 敏彦, 高田 和美, 川西 定子
    1994 年 35 巻 10 号 p. 570-576
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    布のドレープ性評価についてはこれまでにも多くの研究がされてきた.なかでも, Hamburgerのドレープ係数は測定の簡便性が大きな利点である.しかし, この係数にはドレープの形状に関する情報がほとんど含まれていない.今までに提案されている多くの形状係数も, ドレープ係数との相関性が非常に高いことがわかった.
    この論文では, いろいろなドレープ形状をあらわすパラメータを検討し, 次のパラメータが形状を評価する目安となることを見出した.
    α2parameter=Σ (Xi-a) 2/N・a
    ただし, Xiは投影図形と等しい面積をもつ円の周上で測ったi番目のノードの開き角, aはすべてのノードが均等とした時の角度, Nはノードの数である.
    布のドレープ性を形状も含めて評価するためには, ドレープ係数とα2パラメータのように, 少なくとも2つのパラメータを用いることが有効である.
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