繊維製品消費科学
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36 巻, 12 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 池田 衆一
    1995 年 36 巻 12 号 p. 717-720
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/09/30
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  • 加賀山 茂
    1995 年 36 巻 12 号 p. 721-727
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―生活におけるにおいの役割―
    浅野 三千秋
    1995 年 36 巻 12 号 p. 728-735
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 辻 和郎
    1995 年 36 巻 12 号 p. 736-740
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/09/30
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  • ― (1) 建築設計―
    駒田 哲男
    1995 年 36 巻 12 号 p. 741-747
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/09/30
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  • ―絹およびポリエステル和服地の縫合における縫い糸の引き抜き抵抗―
    永井 房子, 佐藤 由紀子, 三石 幸夫
    1995 年 36 巻 12 号 p. 750-757
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    幅広く和服地における縫い糸の疲労性を捉えるため, 和服地の主素材である絹布や近年需要の多いポリエステル布の縫製に着目し, 並縫い縫合時の縫合布より縫い糸を引き抜く際の引き抜き抵抗について検討した.すなわち試料布8種, 試料糸4種, 針目数3種の組み合わせによる, 10cm間並縫い縫合後の試料布より, 引っ張り試験機により縫い糸を引き抜き, 引き抜き抵抗挙動および引き抜きの初期最大抵抗値と平衡抵抗値を求めた.さらに, 試料布の厚さ, およびカバーファクターとの関係を検討した.その結果, つぎの事項が明確になった.
    1.試料布, 試料糸, 針目数の組み合わせで引き抜き抵抗挙動は異なる様相を示す.引き抜きの初期最大抵抗値はいずれの試料布, 試料糸, 針目数においても平衡抵抗値より大きい.これは, 著者らが既に報告した綿布の場合と同様であり, 縫い糸は縫合布より引き抜かれる初期に大きな抵抗を受けることが絹・ポリエステル和服地においても確認された.
    2. 絹・ポリエステル和服地いずれにおいても, 試料布の厚さの厚い順に引き抜き抵抗値は大きくなり, 試料布の厚さと引き抜き抵抗値には相関が認められた.また, カバーファクターとの関係では, カバーファクターが大きくなると引き抜き抵抗値は大きくなり, 両者の間には相関関係が認められた.
    3. 10cm間の縫合針目数が増すと引き抜き抵抗値は増大する.60針目数においては, 厚さの厚い試料布では引き抜きの途中で縫い糸切断の現象がみられる.縫い糸の疲労性の観点から, 厚い布では針目の大きさは重要な可縫性の要因となる.また, 試料布の厚さが同じ場合は針目数が多くなると, 絹和服地よりすべりやすいポリエステル和服地の方が引き抜き抵抗値が小さい.さらに, 針目数と引き抜き抵抗値は非常に高い相関が認められた.
    4. 試料糸では, 初期最大抵抗値, 平衡抵抗値いずれにおいてもフィラメント糸よりスパン糸の方が抵抗値は大きい傾向にある.
  • ―身幅, 脇幅, 胸幅, 背幅の変化と着用感―
    三吉 満智子, 広川 妙子
    1995 年 36 巻 12 号 p. 758-767
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2010/12/10
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    本研究では, セミフィットタイプ基本ジャケットパターンの身幅, 脇幅, 胸幅, 背幅に各3水準の変化を与え, 計11着の実験服を製作して着用官能検査を行った.変化量は, ジャケット出来上がり身幅で±3cmとし, ジャケットフォルムが一見して差異のないものと見られる範囲とした.
    結果として次のことが明らかとなった.
    1) 静立時着用感では, 身幅中, 胸幅小が最も「ちょうどよい」に近い評価であったが, 動作時着用感では身幅大の群が部分圧感も少なく, 全体感としても動きやすいという評価であった.
    2) 要因水準間の分散分析検定結果では静立時, 動作時共に, 身幅要因群では明らかに有意差が見られ, 胸幅, 背幅要因群では両上肢前挙450の動作時に有意差があった.またこれによって, 3水準の範囲では胸幅は小の方向に, 背幅は大の方向に動作適応性があることが明らかになった.
    3) 官能量とパターン各部寸法との相関分析結果では, 静立時, 動作時共に身幅, 脇幅, 袖幅, アームホール幅, およびパネルライン背幅+アームホール幅等が官能量との間に高い相関を示した.
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