繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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36 巻, 5 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 石川 欣造
    1995 年 36 巻 5 号 p. 361-366
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 岡野 志郎
    1995 年 36 巻 5 号 p. 367-373
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 辻 禎子, 笠井 暢民
    1995 年 36 巻 5 号 p. 374-382
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―ニット布の場合―
    松梨 久仁子, 島崎 恒藏, 齋藤 千賀子, 岡田 亮三
    1995 年 36 巻 5 号 p. 383-388
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 諸岡 晴美, 川 秀子, 諸岡 英雄
    1995 年 36 巻 5 号 p. 389-395
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    最近, 需要が増えたサポートパンティストッキングは女性の脚を細く美しいシルエットにするとか, 浮腫みを少なくするとかのように宣伝されている.本研究は, サポートパンティストッキングのそれらに対する効果の真偽を確かめることを目的とした.衣服圧の高・中・低の3種のパンティストッキングを試料とし, 女子大学生を被験者として下肢部のシルエットに関する実験を, またパンティストッキング工場で働く定位置立位作業者を被験者として, 浮腫みに関する実験を行った.次の諸結果が得られた.
    1) ハードサポートパンティストッキングの着用によって, 大腿最大囲や足囲は大きく減少したが, 足首囲はかなり増加した.若い日本人女性の多くが細くもしくはほっそりに見えることを欲している足首囲がかなり増加したので, それらのパンティストッキングの下肢部のシルエットに対する効果はほとんどなかった.
    2) パンティストッキングの衣服圧が高いほど, 下肢の浮腫みは少なくなった.しかし, 高い衣服圧をもつサポートパンティストッキングは中年以上の女性には望ましくないことが示唆された.
  • 白岩 治己
    1995 年 36 巻 5 号 p. 396-401
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2010/12/10
    ジャーナル フリー
    衣類に付着する油汚れの主成分である皮脂の成分を中心に油性物質をポリエステルフィルムに付着させ, 温度, 時間を変化させて処理し, ポリエステルフィルムの動的粘弾性を測定し, ポリエステルフィルム中への油性物質の拡散について検討した.結果は次の通りである.
    1) 150℃30minの処理条件で, 脂肪酸 (オレイン酸, ステアリン酸) , アルコール (ステアリルアルコール, コレステロール, モノステアリン, グリセリン) では, ポリエステルの非晶領域内の主鎖のミクロブラウン運動に基づくα分散のピーク温度 (Tα) の低下 (8~13°) が観測され, ポリエステル中に拡散していることが認められた.脂肪酸エステル (トリオレイン, トリステアリン, オレイン酸コレステロール) , 炭化水素 (スクアレン, スクアラン, 流動パラフィン) では動的粘弾性に変化はなく, ほとんど拡散していないと考えられる.
    2) グリセリンは, 脂肪酸, アルコール類と共用した場合, Tαをさらに低下させる.
    3) 皮脂を模して配合した人工皮脂は130℃以上, グリセリンが共存すると115℃以上の加熱処理でポリエステルのTαを低下させる.また, 150℃では0.5minでもTα低下効果があり, 日常のアイロン掛け程度の条件で, 油性物質がポリエステル中に拡散することが確認された.
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