繊維製品消費科学
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4 巻, 3 号
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  • 中村 良治
    1963 年 4 巻 3 号 p. 127-132
    発行日: 1963/05/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 我妻 直夫
    1963 年 4 巻 3 号 p. 133-135
    発行日: 1963/05/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ウエザリングにより劣化した繊維の機械的性質
    岸本 忠治郎
    1963 年 4 巻 3 号 p. 136-144
    発行日: 1963/05/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ウエザリングにより劣化したセルロース繊維の引張り性質 (強力・伸度・強靱性・伸張弾性率・仕事回復率・応カー伸張曲線) をインストロン引張試験機で測定した結果は以下の通りである.
    (1) ウェザリングによって応カ―伸張曲線の形は変化しない.ウエザリングの時間とともに切断点の位置は曲線上を原点に近づく.測定時の環境を標準状態 (20℃, 65%RH) ・湿潤状態 (20℃, 湿潤時) ・加熱状態 (100℃, 200℃) と変えれば曲線の形は変化するが, ウエザリングの時間によって曲線の形に変化がない.
    (2) ウエザリングによって強力は時間の指数関数で低下し, その曲線は次式で表わされる.
    (F) b=A+Be-kt
    A, B=ウエザリング前の試料によって定まる定数
    k=グルコース結合切断反応に関係する速度定数
    t=ウエザリング時間
    (3) ウエザリングによる伸度低下, 強靱性低下は主として重合度低下に関係する.
    (4) 伸張弾性率, 仕事回復率にはとくにウエザリングの影響を認めえない.
  • 合成ラテックス糊と水溶性糊による糊付け布の比較
    奥山 春彦, 藤井 富美子
    1963 年 4 巻 3 号 p. 145-149
    発行日: 1963/05/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    一般消費者を対象として最近合成ラテックス糊が市場にあらわれた.本研究は各種繊維布に対してこの種の糊料による効果を検討するために未処理布および従来の水溶性糊料による糊付け布との種々の被服としての物性の比較を求めたものである.乾式汚染法による防染性, 洗たくによるその汚垢の洗浄性, インストロン試験機による強伸度, クラーク試験機による剛軟度, 吸湿量および通気性などが測定された.その結果この種の糊は合成繊維用の糊料として適合した面が多いように思われた.
  • 安田 武, 田中 宮子, 山内 和子, 渡辺 恵子
    1963 年 4 巻 3 号 p. 150-152
    発行日: 1963/05/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    登山者が, 雨にうたれてぐっしょりぬれたような時に, 気温が低いと, はげしく体温をうばわれて, 凍傷や凍死を招くが, 木綿の肌着 (手袋, 靴下) を着用していた者にくらべて, 羊毛を着用していた者が助かった事例は, 数多く体験されている.しかし, この理由について実験的に検討した報告は殆どみられない.最近, 新聞紙上にも, この問題について, いくつかの解説が行なわれたが, その多くが, 気体の水の吸湿性に関する智識をもとに推量したもので, 現実と一致しない.
    本報では, 木綿, 羊毛, およびアクリル繊維の同じ太さの糸を用いて同じ組織のメリヤスが造られ, その吸水性について実験が行なわれた.その結果から考えると, 木綿は多量の水を繊維間隙に吸蔵し, 断熱能が著しく低下する可能性があるのに対して, 羊毛は多量の水を繊維内部の多数の細胞孔隙に吸蔵するにもかかわらず, 繊維表面はぬれにくく, 繊維間隙に水を吸蔵する事が少いので, 肌着が水を吸っても, なお多量の空気を含んでいるから体温をうばうおそれが少いのであろうと思われる.
  • 身近な衣料を中心とする試験の現状
    織田 信一, 風間 健, 下村 寿, 広田 輝次, 細井 君平
    1963 年 4 巻 3 号 p. 159-170
    発行日: 1963/05/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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