繊維製品消費科学
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40 巻, 8 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • ―流行動向と着装観の論及を通して―
    村田 仁代
    1999 年 40 巻 8 号 p. 509-514
    発行日: 1999/08/25
    公開日: 2010/09/30
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  • ―『土井子供くらし館』所蔵品から (Part.5信玄袋と四季袋) ―
    鳥居本 幸代
    1999 年 40 巻 8 号 p. 515-519
    発行日: 1999/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ~水洗い不可表示衣料の洗濯実態と課題~
    重弘 文子
    1999 年 40 巻 8 号 p. 520-526
    発行日: 1999/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 山口 惠子, 藤井 一枝
    1999 年 40 巻 8 号 p. 527-538
    発行日: 1999/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ファッションを取り巻く環境は情報化の波にさらされている.現在, 同じ情報がテレビや雑誌等の媒体を通じて, 同時に日本中のどの地域にも流されている.しかし, 地域により衣服行動に違いがあるといわれている.そこで, 異なる2地域について被服行動を分析し, 地域の差を多角的に検討し, 共通グループを抽出することにより地域差を説明しようと試みた.まず, 被服行動に関する意識を表現する47項目を抽出し, 島根と大阪の女子短大生299名にアンケート調査を行った.得られた結果は次のようである.
    1) 大部分の項目に, 差はなく, 12項目に関してのみ有意差が認められた.
    2) 因子分析を行った結果, 両地域ともほぼ同様の因子構造が認められた.それらは, (1) 流行性, (2) 自己顕示, (3) 表現性, (4) 機能性である.大阪ではこれらの基本因子に他者承認期待の要素が含まれる.
    3) 判別分析によると, 2つの地域の間に差異が存在することが明らかになった.
    4) 地域差が認められる項目について因子分析し, その因子得点をクラスター分析すると, 4つのグループに分類された.両地域とも4つのグループが存在し, しかし, その構成比が異なることがわかった.
    すなわち, 衣服行動における地域差は, 単に違いがあるという分析だけではなく, 両地域に共通したグループを抽出し, それらのグループの構成比に地域性がみられることがわかった.
  • ―断面形状の捻れ修正と平均化の検討―
    三吉 満智子, 金 金花
    1999 年 40 巻 8 号 p. 539-547
    発行日: 1999/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    日常の衣服の供給をほとんど既製服に依存している現在, 人体への適合の良い既製服設計は重要でありながら, 設計用として用いられるボディは, 必ずしも人体形態計測データ, 及び衣服設計を前提とした人体とボディとの関係条件などに基づいた設計がなされているとは言えない現状である.
    そこで本研究では衣服設計用ボディの設計条件を明確にし, 三次元人体計測装置によって得られたデータを用いて, ボディ設計用のデータとして要求される水平断面の平均化, 左右の対称化を目的に, その方法の定性的研究を行った.
    20~25歳の女子30名の立位姿勢の三次元計測データから後腋点位, バストライン, ウエストライン, ヒップラインの4断面を対象に, その自然立位における左右非対称性について, 捻れ, ずれ, 形質的な歪みの3要素に分析し, 捻れ修正のための回転角度を求めて捻れを戻してのち, その厚径, 幅径及び曲線形状を計測し平均図形を求める方法を考案, 検討した.曲線形状を半円と方形の接合図形にモデル化し, 左右の半円部分は極座標として計測, 統計処理し, 平均値を用いて平均図形として各断面を再構成した.
    結果として描かれた平均図形は, 捻れ, ずれの無い, 各断面の形状特性を再現した平均図形が得られた.得られた平均図形と厚径, 幅径の平均値との小差の修正, 形質的な歪みの平均化等については別報とする.
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