繊維製品消費科学
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43 巻, 5 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 浅利 満頼
    2002 年 43 巻 5 号 p. 282-287
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2010/09/30
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  • 中井 孝章
    2002 年 43 巻 5 号 p. 288-293
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 元井 めぐみ
    2002 年 43 巻 5 号 p. 294-295
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2010/09/30
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  • 萩原 忠
    2002 年 43 巻 5 号 p. 296-304
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2010/09/30
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  • (2) ―角層水分量, 皮膚のかたさ, 摩擦圧力, 摩擦速度が布と皮膚との摩擦特性に及ぼす影響―
    近藤 智吏
    2002 年 43 巻 5 号 p. 305-321
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    布等と人の皮膚との摩擦特性を明らかにするために, 前報に引き続き, KES-SE摩擦感テスターを改良した表面摩擦測定機を用い, 人の皮膚と布, KES-SE摩擦子及びフイルムとの摩擦特性を測定し, 角層水分量や皮膚のかたさとの関係を検討した.また, KES-SE摩擦子による布及びフイルムのMIUと, 人の皮膚による布及びフイルムのMIUを測定し, 両者の関係も調べた.そして, 摩擦物の相違がMMDやスティック, スリップに及ぼす影響も調べた.
    そして, 次の結果を得た.
    1) 個人, 個人の角層水分量の変化に注目した.各試料のMIUは, 季節の影響や保湿剤の塗布の効果による個人, 個人の角層水分量の変化に応じて, 角層水分量の高い時はMIUが高く, 角層水分量の低い時はMIUが低い値を示す.また, 摩擦係数の変動MMDに及ぼす主な要因は, 人の皮膚のスティック, スリップであることがより明確になった.
    2) 人の皮膚の平均摩擦係数MIUは皮膚のかたさ (Durometerによる) が減少すると, 逆に, 増加した.したがって, MIUに及ぼす角層水分量以外の要因として, 皮膚のかたさの要因がある.
    3) 人の皮膚による布のMIUはKES-SE摩擦子による布のMIUに比べて大きい.
    また, 両者には有意な相関があり, 直線回帰式が求められた.しかし, 回帰式の係数は被験者の平均角層水分量が, 季節の影響等により変わると変化する.また, 人の皮膚によるフイルムのMIUは, 布の場合とは別の直線回帰式を取ることが考えられる.
    4) 摩擦物によりスティック, スリップの起こり易さが異なる.摩擦方向に対して織目が規則正しく, 周期性を持つ構造の布は, スティック, スリップを起こし易すいと考えられる.また, ナイロン6やポリエステルのフイルムもスティック, スリップを起こし易すい.
  • 村井 中
    2002 年 43 巻 5 号 p. 322-330
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    バイアス地の寸法変化および伸長と斜行変形 (ねじれ) との関係を解析し, それらの変形要因に影響を及ぼす布地特性について検討を行った.
    バイアス織物のたて糸方向とよこ糸方向の寸法変化率から, 幾何学的な計算によって斜行量を算出する式を求めた.この算出式による斜行量は実際の斜行変形量とよく一致した.また, 浸透浸せき法によるネクタイ地の寸法変化は目付や伸長性とはほとんど関係がなかったが, 強撚糸使いのプリント地で大きな寸法変化を示すものがあった.
    バイアス伸長による斜行 (勢断ひずみ) を直交異方性モデルを適用し, バイアス角45゜のときの初期伸長ひずみとの関係として導いた.この伸長ひずみから求めた斜行値とバイアス地を円筒状として伸長, 回復させて測定 (円筒法) した斜行値は, 伸長ひずみが小さいものではよく適合したが, バイアス方向に伸びやすく, 残留歪みの大きい布地では適合が悪かった.
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