FRLドレープ試験法と同様な条件で均質体シートを垂下させたとき, 任意の垂下程度におけるシートの垂下形態を評価する方法を相似則を利用して検討した.
π (=L/ (EI/w)
1/3) はドレープ係数と同様に試料であるシートの垂下程度を表すことを確かめ, シートの自重と伸縮変形による抵抗力との関係から表されるπナンバー, π
5 (= (w/E)
2/3・π) は, πを任意の値に固定したとき, 係数 (w/E)
2/3によってドレープ形態を分別できることが確かめられた.
シートを垂下させたときのドレープ性を, 垂下指数πおよび形態指数 (w/E)
2/3の両者を用いて評価する方法を均質体シートのドレープ性評価法として提案した.
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