繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
Print ISSN : 0037-2072
ISSN-L : 0037-2072
5 巻, 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • ―洗浄作用の研究を中心として―
    矢部 章彦
    1964 年 5 巻 2 号 p. 59-64
    発行日: 1964/03/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 第3報 樹脂加工の影響
    北田 総雄
    1964 年 5 巻 2 号 p. 65-72
    発行日: 1964/03/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    繊維素系織物の平織5種に, 尿素一ホルムアルデヒド樹脂で防しわ処理を行ない, その処理が斜め方向のしわに及ぼす効果について実験し, 極座標で表わしたしわ曲線が, 処理によって緩和され極大がなくなって, 楕円または円1に近似することを確かめ, その原因について考察を行なった.
    さらに尿素一ホルムアルデヒドの高縮合物及びジメチロールエチレン-尿素樹脂と防しわ効果を比較検討した.また, 防しわ性としわ回復性に及ぼす樹脂処理の影響について, 布の全折り曲げ方向から検討し両者の関係を調べた.
  • 第1報 各種繊維織物の吸湿特性
    丹羽 雅子, 野坂 靖子
    1964 年 5 巻 2 号 p. 73-80
    発行日: 1964/03/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    被服の着心地に重要な関係をもつ吸湿性について, その機構の解明を試みるため, まず本報では被服着用時の条件に近い測定条件を選び, 試料を30℃, 50.9%R.H.の低湿度側から81%R.H.の高湿度側へ移した時から時閥経過に伴なう吸湿量を測定した.試料は同一条件で製織され, 繊維の種類を異にする各種繊維織物を用い, これらの吸湿特性を比較検討した.
    本研究の目的は, 被服材料としての織物の吸湿特性を検討することにあり, この特性には繊維自身の吸湿特性はもちろん重要な要素として関係するが, そのほかに織物の構造因子のために生じる吸湿特性への影響をも明らかにしなければならない.
    実験の結果, 各試料とも近似的に次式で示す指数関数的吸湿過程をとるが, 吸湿の初期においては急激な吸湿現象がみられ, ついで初期の吸湿速度定数に比較して小さい吸湿速度定数をもつ吸湿過程に移行する傾向が認められた.
    y=A (1-e【-ukt】)
    y: 時間tにおける吸湿量
    A: 飽和吸湿量 (ただし初期の吸湿過程では, 初期の平衡吸湿量A1は実験値から計算により推定したものである)
    k: 吸湿速度定数 (初期の吸湿過程k1と全吸湿過程k2とで異なった値をとる)
    t: 時間
    親水性繊維織物はA, A1ともに大きく, k1, k2が小さい.したがって飽和吸湿に至る時間は長くかかる.
    全吸湿過程において, 初期の平衡吸湿に至る時間は各試料間に大差なく約5分で, 初期の平衡吸湿量A1は飽和吸湿量Aの多少とほぼ一定の関係をもち, A1Aの約20~50%である.
  • 岩崎 振一郎, 後藤 四男, 松本 喜代一
    1964 年 5 巻 2 号 p. 81-86
    発行日: 1964/03/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    従来の繊維鑑別法は, そのほとんどが繊維混用率測定の観念にとらわれたきらいがあり, 繊維鑑別を必要以上に複雑にしたおそれがある.われわれは, セミミクロ的に行える改良した系統的鑑別法を組み立てた.試料は大体1cm2程度でよく, 能率よく試験すれば, ごく短時間のうちに, 適確な結論が得られるように工夫した.そして更に, だめ押しの確認試験を行なって断定するようにした.
    試料繊維は, 現在わが国で多く使用されているほとんどの繊維について行なった.
  • 身近かな衣料を中心とする試験の現状
    織田 信一, 風間 健, 下村 寿, 広田 輝次, 細井 君平
    1964 年 5 巻 2 号 p. 94-102
    発行日: 1964/03/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 品質表示法関西委員会議事録・資料より (1)
    1964 年 5 巻 2 号 p. 103-110
    発行日: 1964/03/10
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
feedback
Top