全国の消費者から着用後のプリーツスカートを回収し, 着用による性能変化および消費状況の調査を行なった.
調査の結果, プリーツひだの状態の不良率は80%, 製品の消耗度のはなはだしいものが20%また, 引続き着用可能のものが21%であった.
プリーツ保持率は3年着用して約10%低下しており, また, 変色は内面にかくれた部分と比較して3級程度に落ちているものが最も多かった.
着用期問は2年~3年が最も多く, また, 1着の洗たく回数は4回~5回行なっている.プリーツの型の種類はアコーデオンプリーツが多く, また, 1人で3着持っている者が最も多かった.年令別には20才~24才の人が多く, 着用時期は4月~5月が最も多く.つぎは10月頃であった.また, 地域別における回収数量からみて消費量は最高が東京, つぎが大阪でその他の地区はわずかであった.
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