繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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50 巻, 3 号
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時辞刻告
解説
シリーズ「人工皮革・合成皮革」
シリーズ「ウェアラブルコンピューティングの現在・未来」
解説
交さ点
報文
  • 山田 民子, 今岡 春樹
    2009 年 50 巻 3 号 p. 231-237
    発行日: 2009/03/20
    公開日: 2016/04/26
    ジャーナル オープンアクセス
     アイテムごとの原型作成に寄与するためアームホール(以後AHと記す)曲線の類型化を行 なってきた.AH曲線を角度プロット図に変換することが有用であることを見出し,アイテム間の比較やアイテムごとの10種の平均操作のできる表現方法を探究した.その結果,レディスのコート,ジャケット,スローパー,シャツのアンダーAH曲線は,ほぼ類似した形状となっていることが分かった.本報では,前報の手法を用いてアイテムごとのスリーブ曲線の具体的な特徴とアイテム間の差異の詳細を検討した.得られた結果は次の通りである.1. ジャケット,コート,スローパーの袖下曲線は,ほぼ類似した形状となっていた.2. ガウスの曲率は,ジャケット,コート,スローパーの3アイテムのスリーブの絶対値は大きく,シャツは,小さい値になっていた.3. ガウスの曲率におけるピーク位置は,どのアイテムもAH曲線の曲率ピーク位置と対応する関係にあった.
     これらは,スリーブ曲線の製図法に新しい指導原理を導入することができ,アイテムごとの原型をルール化することに有用であると考えられた.
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