繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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ISSN-L : 0037-2072
57 巻, 12 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
時事刻告
解説
シリーズ「繊維と災害」
シリーズ「日本の化学繊維の発展と消費科学」
シリーズ「企業の最新技術研究による商品・サービス紹介」
シリーズ「スポーツウェア・スポーツ用品の春夏秋冬」
シリーズ「色彩とファッション」
シリーズ「伝統文化としての染織」
資料
  • 庄山 茂子, 西之園 美咲, 栃原 裕
    2016 年 57 巻 12 号 p. 905-914
    発行日: 2016/12/25
    公開日: 2016/12/25
    ジャーナル フリー

    高齢者介護施設において介護職員に異なる色彩のポロシャツを着用してもらい施設利用者216 名を対象に印象を調査した.調査に用いた色彩は,White light トーンのRedBlueYellowBlue Green dull トーンのBlue dark トーンのBlue である.調査の結果,次のことが明らかとなった.(1)介護服として「好ましい」割合が高いのは,light トーンのBlue Green で,次にlight トーンのBluelight トーンのRed であった.(2)同一色相で明度の異なるlight トーン,dull トーン,dark トーンのBlue のイメージを比較すると,light トーンのBlue は,dull トーンやdark トーンのBlue より「明るい,清潔である,動き易そう,美しい,洗練されている,親しみやすい,思いやりのある,知的な印象をうける,信頼できる,癒される」と評価された.(3)因子分析の結果,「思いやり・癒し,責任感・信頼,活動性,個性,派手さ」の5 因子が抽出された.7 種の中で,最も好まれたlight トーンのBlue Green は,「思いやり・癒し」,「責任感・信頼」の二つの因子の因子得点が高かった

報文
  • ―デザイン画と実際の服装評価との関係―
    山縣 亮介, 石原 久代
    2016 年 57 巻 12 号 p. 915-923
    発行日: 2016/12/25
    公開日: 2016/12/25
    ジャーナル フリー

    フォーマルウェアは社会的側面から欠かせないが,その基準は曖昧であり,最近のフォーマルシーンでの若者の服装の乱れが指摘されている. そこで,フォーマル性評価に関与する要因を探るためにデザイン,柄,服装色についてフォーマル性の高い要因と低い要因を抽出し,それらを組み合わせたデザイン画32 種を作成し,SD 法10 形容詞対の官能検査を行った結果,フォーマル性には被覆度と服装色が大きく影響した. また,デザイン画と実際の服装評価との関係をみるために,3 種の実物製作を行い,モデルに着用させ,その着装画像を4D-box により赤,黄,黒,白の無地に色彩変換し,加えて同色のドット柄と花柄の計30 試料を作成し,先と同様の官能検査を行った結果,フォーマル性にはデザインが最も大きく関与し,色彩ではデザイン画での評価は黒が,実物では白が大きく関与した.しかし因子分析の結果は類似しており,フォーマル性,あたたかさ,力量性の3 因子が抽出された.

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