繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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ISSN-L : 0037-2072
57 巻, 2 号
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時辞刻告
解説
シリーズ「日本の化学繊維の発展と消費科学」
シリーズ「繊維製品の洗濯・洗剤について」
シリーズ「学生の課外活動や企業とのコラボによる教育」
解説
資料
  • ―レーザー光を用いた光学式三次元計測装置との比較を通して―
    藤本 純子, 諸岡 晴美
    2016 年 57 巻 2 号 p. 102-108
    発行日: 2016/02/25
    公開日: 2016/04/08
    ジャーナル フリー
    筆者らは,歴史資料としての衣服の複製を効率的に制作することを目的に,いせこみによる大きなふくらみをもつ衣服について,レーザー光による大型の三次元計測装置(BLS)を用いて画像解析を行い,衣服のシルエットを体積値として客観的・数量的に把握する方法を,既報において提案した.しかし,BLS は,大掛かりな機器であることや,暗色系の衣服の計測ができないことから,本研究では,小型の三次元ハンディスキャナ(HS)を用いたシルエット計測の有用性について,BLS から得られるデータとの比較を通して検討した.ボディを対象としたシルエット計測において,HS によって得られた体積値の変動率は約1%で再現性が良いことがわかった.HS による計測においては,スキャンデータの位置合わせの手掛かりとなる凹凸や目印が必要であることがわかり,衣服に跡を残さずかつシルエットを変形させないよう配慮した糸印をつけることを提案した.糸印をつけたHS の体積値Hm BLS の体積値B との間に高い一致がみられた.
報文
  • 庄山 茂子, 平野 沙季, 笹田 美沙都, 栃原 裕
    2016 年 57 巻 2 号 p. 109-118
    発行日: 2016/02/25
    公開日: 2016/04/08
    ジャーナル フリー
    産婦人科病棟の看護師18名に異なるデザインの医療用ユニフォームを着用してもらい,ユニフォームの好ましさや印象と着用時の心理状況を質問した. (1)好ましいと思うユニフォームを着用した看護師ほど,仕事に対するやりがいが強くなり,ストレスを感じなかった. (2)仕事に対するやりがい感が強くなりストレスを感じなかった群は,着用したユニフォームを,「外向的な印象を与える,動き易い感じ,癒す感じ,安心を与える,落ち着かせる」と評価した.(3)ユニフォームのイメージについての因子分析の結果得られた,第1因子の「癒し・親しみやすさ」の平均因子得点は,仕事に対するやりがいが高くなり,ストレスを感じなかった群が高かった.(4)患者の視点に立ち,思いやりを感じさせる医療用ユニフォームを採用することは,着用者である看護師の心理にもプラスの効果をもたらすことが推察された.
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