繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
Print ISSN : 0037-2072
ISSN-L : 0037-2072
62 巻 , 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
時辞刻告
解説
シリーズ「感染症と繊維」
シリーズ「SDGs への取り組みと環境配慮型繊維」
シリーズ「地域に根差した繊維産業」
(第39回消費科学講座講演より)
資料
  • 内田 幸子, 小柴 朋子, 傳法谷 郁乃, 田辺 文憲, 荒川 創一, 森本 美智子
    2021 年 62 巻 1 号 p. 44-53
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/01/25
    ジャーナル フリー

    市販感染防護服の温熱的快適性を評価するため,実験1 では中立環境下(23℃,50%rh)における5 種の防護服着用時の生理反応,衣服気候,主観申告を比較した.実験2 では防護服1 種を対象に,暑熱環境下(30℃,50%rh)では防護服のみ,中立環境下では防護服のみと防護具全装備の計3 条件を比較した.結果,体重減少量は,透湿性・通気性の低い防護服D とE で多い傾向を,衣服付着汗量は,防護服裏面に吸水性のあるE が最も多かった.快適感は運動で不快側へ移行し,防護服E は運動後も不快な状態が続いた.暑熱環境下における衣服気候は,防護服のみでも高湿度状態が続いたが,中立環境下の全装備においても同程度の高湿度状態となった.防護服の温熱的快適性には,素材の透湿性・通気性・吸水性が大きく影響し,病院など中立環境の室内労働においても,防護具全装備では暑熱環境に近い衣環境が形成されることが示唆された.

報文
  • 鷲津 かの子, 上甲 恭平
    2021 年 62 巻 1 号 p. 54-64
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/01/25
    ジャーナル フリー

    本研究では,天然染料にログウッド抽出染料液を用いジアセテートの染色を試みた.その結果,ジアセテートの染色では染浴pH の影響を強く受け,pH6 以下の酸性域ではpH の増加とともに表面色濃度が増加し,pH6 付近で極大値となり,それ以上では表面色濃度が減少,pH10 では全く染着しないとする染着挙動が明らかになった.また,染色温度が高くなるにしたがって表面色濃度は増大するが,80℃以上では吸熱反応の寄与が大きくなり表面色濃度が減少することも明らかになった.また,一般的に多用される金属イオン(アルミ,銅,鉄)による媒染処理も可能であった.ただし,ジアセテート繊維では染色温度によって色素が染着できる領域が変化するため,媒染作用は染着領域の特性と媒染金属イオンの浸透性に大きく依存することが見出された.結果としては,媒染温度が染色温度以上であれば媒染は可能であるが,染着した色素を完全に媒染するには80℃付近の高い温度で媒染する必要があった.

情報トピックス
繊維 国内トピックス
feedback
Top