繊維製品消費科学
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7 巻, 6 号
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  • 三浦 義人, 曽谷 愛子, 矢野 悦子
    1966 年 7 巻 6 号 p. 353-357
    発行日: 1966/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    縫目のある織物が引っ張られると, 縫目でつぎのように切断される.
    縫糸または経糸が切れる.あるいは縫目ピッチが長いと縫糸または緯糸が切れピッチが短かくなるにつれ経糸が切れる.
    理想的な縫目は次式で示される.
    PN (1-a) cosθ=Q-x
    Nは縫目数, γは縫目幅の縮み, Q-xは織物の強さ, 2θは縫目の曲がり角, P (1-a) は縫糸の強さ.
    緯糸を押す経糸の力をH, 縫糸を引き上げる経糸の力をT0とすると
    H=Rsin/eμ T0=R(cosα+cos/eμ)
    Rは経糸張力, φは経糸の傾斜角.
  • (第3報) 夏用肌着の種類による衣服気候の相違に関する検討
    小林 敬, 市田 進
    1966 年 7 巻 6 号 p. 358-367
    発行日: 1966/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    夏用肌着の種類による衣服気候の相違を検討する前に予備実験として, 肌着の上に着用するシャツ形態の差による影響及び外気温の影響について検討した.その結果外気温の影響は大きいが, 上層シャツ形態の差による影響は少ないということが判明したので, 夏用肌着の着用感の差を見出だすための実験を行なった.5~6名の健康な男子 (18~23才) について, 着用試験結果から着用感の判明している4種の肌着を着用したときの衣服気候を測定し, 肌着による差異について検討した.肌着によりやや差が認められるのは衣内湿度及び発汗量であって, 皮膚温, 衣内温度については全く差が認められない.衣内湿度はメリヤス肌着に比較して, クレープ肌着の方が低くメリヤス肌着の間には差がない.これは着用試験結果と一致した傾向である.発汗量についてもほぼ同様の結果が得られた.
  • 桑名 寿一, 近藤 斉
    1966 年 7 巻 6 号 p. 368-372
    発行日: 1966/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    1.被服収納容器をdieldrin, あるいはγBHCで加工した場合の薬剤濃度と防虫効果との関係をガラス皿 (6×2cm) (底面あるいは上面にうすい紙を敷き, これに薬剤をベンゼンから定量定着させた) を容器モデルとし, ヒメカツオブシムシ幼虫, 羊毛糸を用いて実験した.
    2.Dieldrinの定着量5~0.039mg/28cm2では食害量0mgに近く, 死亡率ほぼ100%0.019mgでは効果やや落ち; 0.0097mg以下実用効果不十分となり; 0.00015mgになって無処理との差がなくなる.以上から有効最低加工濃度は厳密には0.078mg/28cm2, 実用的には0.019mgとなる.
    3.γBHCも似た様相を示すが, 濃度の変化幅がせまく, 0.0097mg以下効果不十分となり, 0.0012mgで無処理と同様になる; 有効最低濃度は0.039mgである.
    4.薬剤定着紙設置位置の上下による効果の差異は中間濃度では現われ, 底面設置のほうが上面のより効果が少こし高い.
  • ―衣服地試験の考え方―
    講座試験法小委員会
    1966 年 7 巻 6 号 p. 373-393
    発行日: 1966/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 葛見 衛
    1966 年 7 巻 6 号 p. 396-398
    発行日: 1966/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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