近頃衣服もより働きやすく, 着心地をよくしようとの要求のもとに, ズボン, スカート, スーツなどに伸縮織物の進出が大きくクローズアップされるようになった.これらの特性はその伸縮性能にあると考えられる.
最近アメリカの農務省で考案された編地の伸長回復測定装置は簡単で, 性能がよいとされているので, ほぼ同様の装置を試作し, 毛ジャージ, アクリルジャージなどについて, 伸長弾性率, 圧縮性など測定するとともに, ストレッチ織物についても同様の測定を行ない比較検討することにした.
なお, ジャージ類は家庭において, 洗たくが行なわれているのでその結果をもあわせて報告する.
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