繊維製品消費科学
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8 巻, 6 号
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  • (第3報) 下着の着心地に関する評価状況
    渡辺 ミチ, 三平 和雄, 石毛 フミ子, 堀 志津, 柳沢 澄子, 矢部 章彦
    1967 年 8 巻 6 号 p. 311-324
    発行日: 1967/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    下着の着心地研究のために, アンケートによる調査を行ない, 本報ではその際解答を求めた着心地に関する評価結果をまとめて報告する.
    着心地に関する評価結果を先ず数値化し, これを集計整理して次の各項について検討考察を試みた.
    1着心地に関する各項目別評価状況
    品目・材料を要因として, 着心地に関する評価項目のそれぞれについて分散分析を行ない, その評価状況について検討を行なった.
    2品目別・材料別各項目の総合評価状況
    各品目・各材料についての各項目の総合的評価状況を概観するために次の二方面から検討した.
    (1) 16項目の評点数の平均値
    (2) 総合的評価 (評価項目第17…着用しての満足さ)
    3品目別・材料別・職業別評価状況
    下着を第2報同様6分類し, それぞれの16項目の評点数の平均値について, 品目・職業・材料を要因として分散分析を試み, 評価状況の検討を行なった.
  • ― (第1報) 綿布について―
    西出 伸子, 清水 治通
    1967 年 8 巻 6 号 p. 325-330
    発行日: 1967/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    シリコーンを5%附着させた綿布にたいし, 空気中, 室温で60Co-γ線を用い, 約4.7Mradまでの範囲にわたって照射をおこない, 照射後80℃で20時間加熱をおこなった場合の, 諸特性の検討をおこなった.
    木実験の条件下では, 照射線量の増加にともないグラフト率は増大し約4Mradの照射で約1%/のグラフト綿布をうる事ができる.又糸数密度, 重量, 織り方および化学処理等に関係なく, 照射線量とグラフト率の関係は同一の傾向を示した.
    4Mrad照射したシリコーン処理綿布は, 5回以上の工場規模のドライクリーニングに防水耐久性を示し, 摩擦試験後の防水耐久性は, 10サイクル以上を示した.引張り強さの減少および着色という点で, 検討すべき余地が若干残されているが, 実用的には満足すべき結果がえられた.
  • ― (第2報) 各種繊維織物について―
    西出 伸子, 清水 治通
    1967 年 8 巻 6 号 p. 331-337
    発行日: 1967/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    前報と同様の方法で調整したレーヨン, アセテート, ビニロン, カシミロン, 羊毛, 絹, ナイロン, テトロンの照射シリコーン織物の諸特性の検討を行なって, 次の結果をえた.5回のドライクリーング後の防水耐久性は, テトロン, ナイロン, 絹は1Mrad以下, アセテート, ビニロン, レーヨンは1~3Mradのγ線照射で得ることができた.摩擦試験後の防水耐久性については, 1.7Mradの照射でえられたいずれの繊維の照射シリコーン織物も, 綿布の場合よりすぐれていた.Bundesman法防水度の測定においては, 各種繊維の特性によって防水効果の差が認められた.
    引張り強さについては, テトロン以外は照射線量の増大にともなって減少したが, 照射シリコーン織物はいずれも照射線量の増大にともなって, 引張り強さの渡少が認められた.本実験の結果, テトロン, ナイロン, 絹については1~2Mradの照射によって, 実用的にすぐれた防水加工布がえられた.
  • 堀 志津
    1967 年 8 巻 6 号 p. 339-350
    発行日: 1967/11/15
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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