毛織物のプリーツ加工において, 薬品を使用せず種々の蒸熱条件で加工を行ない, プリーツ保持率および変色について実験を行なった.
毛織物を薬品を用いないで, スチームセットにより, 温度115℃~120℃, 時間10minないし15minでプリーツ加工を行ない, パーマネントプリーツが得られた.
プリーツ保持率はWet法がDry法よりすぐれている.また, 先染織物は後染織物よりよいことがわかった.変色はすべて3級以上でかなり良好であった.また, 変色はセット温度が一定の場合, 時間的の影響は少ないことが知られた.
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