わが国における, 国公立機関以外の「雪氷に関する情報システム」の現状, および現在, 研究・開発がすすめられているシステムの現況を紹介する.
これらのシステムは, その内容に多少の差はあっても, 殆んどが冬季の交通対策のため作られたものである.対象域は, 県単位, 市単位あるいは特定道路と, その目的により様々だが, 国のサービスの及ばぬ部面に対し, キメ細かい雪氷情報を提供しようとするものである.
現状では, 降雪や凍結, あるいは除雪情報など.雪氷に関する正確なデータ収集とその提供が主であるが, 各種技術の進歩とともに, 将来予測を含めた総合システムに向いつつある.
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