融雪に関する気温の資料として日平均気温0。C以上のDegree Dayが用いられるので, まず北海道各地のDegree Dayの旬別の平年値を求め, 次に1月1日を起点とした各旬末のDegree Dayの和の分布図を描いた。
Degree Dayは他の気象要素と同じように年による変動が大きい。この変動の状況を示すため札幌の最近30年間のDegree Dayの状況を示した。
日平均気温が0℃またはそれ以下の日でも, 気温が0℃以上の時には融雪が行われるのでDegree Dayのほかに0℃以上のDegree Hourを知ることも必要であるから, 札幌の最近10年間の観測値によってDegree Hourの状況を示した。
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