環境科学会誌
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2 巻, 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • ―橋かけポリビニルピリジンの吸着特性―
    川端 成彬
    1989 年2 巻1 号 p. 1-8
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     資源としての価値のある有機物質が排水に含有されるような場合は,分解処理するよりも回収して再利用を考える方が合理的である。フェノールやカルボン酸などの酸性有機汚染物質の除去と回収において,橋かけポリビニルピリジンが優れた特性を発揮する。この高分子材料は塩基性を有するのでこれらの酸性有機汚染物質に対して大きい吸着容量を示す。しかしアニオン交換樹脂と比較すると塩基性は弱く,イオン交換作用を示さない。このため無機塩類が共存する条件でも選択的に有機汚染物質を吸着除去する。この吸着においては,疎水性相互作用および酸一塩基相耳作用が重要な働きをしている。吸着された酸性有機汚染物質はメタノールなどの有機溶媒を用いることによって容易に溶離して回収され,樹脂は再生される。
  • 鶴見 実, 一國 雅巳
    1989 年2 巻1 号 p. 9-16
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
     直接的な人為汚染のない263の沢水に含まれるNa+,K+,Mg2+,Ca2+,C1-,Br-,HCO3-,NO3-,SO42-の起源を,これらイオン種の地理的分布との相関関係によって見積った。沢水試料は東京の西方にある奥多摩山地の95カ所で1985年6月から1986年11月までの間に採取した。沢水中のCr濃度は多摩川の河口からの距離とともに増加し,Cl-が海塩起源であることを示唆している。海水中の主要イオン種であるNa+は異なる分布を示した,すなわちNa+濃度は事実上どの試料中でも一定であった。これはNa+が海塩粒子と岩石風化の両方に由来することを示している。同様の議論によって,Ca2+,HCO3-,SO42-は主として岩石風化の生成物であり,Br-とNO3-は人為起源であると結論された。沢水中のBr/Cl比が降下物中の比にくらべて低いことは,土壌粒子,底質,懸濁物質へのBr-の吸着によって説明できた。断層地帯から採取した試料中の高いK+濃度は,この地域の激しい岩石風化を表していた。ガソリン類の燃焼排気ガスに含まれるハロゲンが沢水におよぼす寄与量についてもふれた。
  • 芝 定孝, 伊藤 龍象, 末石 冨太郎
    1989 年2 巻1 号 p. 17-29
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
     大気汚染と水汚染(水質汚濁)との間には、相互作用があり,これら両環境汚染問題は統合的に取り扱う必要がある。この相互作用の典型的な例と言える酸性雨は,大気汚染物質が降雨中に移動した結果,生じた,水質汚濁と考えられる。本研究では,雨滴中への大気汚染物質の取り込み過程のうち,特に,汚染ガスの雨滴による吸収を取り上げた。ガス状汚染物質の取り込みは,気液二相間の物質移動であり,いわゆる拡散方程式によって記述する事が可能である。そこで,雨滴の変形を考慮(回転楕円体で近似)した拡散方程式を用いて,雨滴内の汚染物質濃度分布式を導き,さらに,この式から,雨滴による汚染ガス吸収可能量の推算式を求めた。また,Marshall-Palmerの雨滴径分布式を用いて,降雨強度が,雨滴内の汚染物質濃度,および,雨滴の汚染ガス吸収可能量に,及ぼす影響について,検討した。そして,雨滴内に化学反応が生じる場合についても,滴内濃度分布式,汚染ガス吸収可能量推算式を求め,汚染ガス吸収の特性について考察を加えた。
  • ―「population cage」を用いた観察―
    姫野 誠一郎, 松尾 直仁, 鈴木 継美
    1989 年2 巻1 号 p. 31-39
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     マウスの飼育環境が,個体数増加や行動にどのような影響を及ぼすかを調べるため,実験室内でマウスを自由に繁殖させながら長期間飼育することのできる「populationcage」を製作した。「populationcage」は,openfield(1m×1.5m)とそれに接続した多数の小ケージとから成る。4週齢のICR系マウスの雌雄各4匹ずつを導入し,以後約20週間にわたって自由に繁殖させ,総個体数,性・年齢別個体数構成,出生・死亡数,及び種々の行動について観察を行なった。本研究においては,餌の供給量や居住空間を変化させ,個体群の大きさを制御する要因の解析や,密度増加に伴うマウスの行動変化等について検討した。餌を十分に摂取させた場合,総個体数の増加はほぼ直線的であった。その際,哺育仔総数の増加に伴い,他の哺育仔に押しのけられて授乳されずにいる新生仔の死亡率が著しく増加した。餌の供給量を制限した場合,マウスの総個体数は180匹に達して以降全く増加せず安定した。居住空間を様々な広さに変化させた場合,openfieldに出て来て授乳を行なったり,あたかも壁を越えようとするようにマウスが跳び上がったり等の特徴的な行動が観察されたが,それらの行動が初めて観察された日の個体数密度は,いずれの広さの場合においてもほぼ同じ値であった。
  • 後藤 正志, 胡 文志, 石井 大道
    1989 年2 巻1 号 p. 41-45
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    The total phosphorus measurement in wastewater based on the molybdenum blue absorption spectrophotometry was automated and continued by using “continuous micro flow analysis” technique. A sample, an oxidizing reagent and a coloring reagent are continuously pumped with a peristaltic pump at the flow rates of 200, 100 and 100μ1/min, respectively. The sample is first mixed with the oxidizing reagent and the mixture is introduced into an oxidation reaction tube (0.5mm i.d. and 8m length) in an aluminium block bath heated at 140°C. All phosphorus compounds are converted to phosphate ion during the heating for about 5minutes. A platinum wire with a diameter of 0.2mm is inserted into the reaction tube to serve as a catalyst for the oxidation reaction. The stream from the reacton tube is then mixed with a stream of the coloring reagent. The color intensity of the molybdenum blue formed in the mixed stream introduced into a flow cell of a photometer was measured. The absorbance at 880nm is continuously recorded, thus the total phosphorus in the sample is automatically measured. The method was successfully applied to continuous monitoring of total phosphorus concentration in wastewater from chemical laboratories.
  • 青木 豊明
    1989 年2 巻1 号 p. 47-50
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 加藤 久和
    1989 年2 巻1 号 p. 51-61
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 西岡 秀三
    1989 年2 巻1 号 p. 63-70
    発行日: 1989/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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