日本顎口腔機能学会雑誌
Online ISSN : 1883-986X
Print ISSN : 1340-9085
ISSN-L : 1340-9085
8 巻 , 1 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • MD. Mahbubur Rahman, Shoji Kohno, Koji Sawada, Yoshiaki Arai
    2001 年 8 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    This study assessed how the location of the tapping point is affected by changing the head position. An intra-oral tracing device consisted of a metal tracing plate and a central bearing pin was used in five fully dentate subjects. The tracing plate was fixed to the maxillary part of the device parallel to the occlusal plane. The central bearing pin was fixed to the mandibular part of the device and was located at the midpoint of a line connecting the bilateral first molars. The pin was placed perpendicular to the tracing plate. The appliance was inserted in the mouth and the subject was asked to perform tapping movements with the head Camper and Frankfort plane placed horizontally. The tapping movements (n=30) were made at a 30 mm-range of motion, and the incisal and condylar points were tracked with a 6-degree-of-freedom jaw movement tracking system (TRIMET; Tokyo Shizaisha Co., Japan) .
    The antero-posterior distribution of 30 tapping points and their mean position from intercuspal position were analyzed in incisor and condylar points between two head positions. Result revealed that the condylar points corresponding to the tapping points converged into a small area when the head was positioned with the Camper plane horizontal. However, in both head positions, condylar points were located anteriorly from the intercuspal position. From the results, it can be concluded that head position has it's effects on the distribution and mean position of tapping points. In addition, it can be suggested that from the distribution of scattered tapping points, the head should be positioned with the Camper plane horizontal to record the tapping points at a convergent area.
  • 木内 延年, 河野 正司, 池田 圭介, 道見 登, 植田 耕一郎
    2001 年 8 巻 1 号 p. 7-15
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 摂食嚥下障害者に対してパラトグラム法が食塊形成障害や食塊の咽頭への送り込み障害の診断に利用できるか否かを検討することである.被験者は, 摂食嚥下の準備期および口腔期における摂食嚥下障害者4名と摂食嚥下機能および顎口腔系機能にも異常を認めない本学学生5名の正常者とした.パラトグラムは口蓋床 (黒色塩化ビニールシート) を用いた粉末法により, 以下に記した被験語と唾液嚥下のパラトグラムを記録した.被験語は, 摂食嚥下障害者の構音訓練に用いられる「タ」, 「ナ」, 「ラ」, 「キ」を選択した.被験語「タ」, 「ナ」のパラトグラムは舌前方および舌側縁による食塊形成能力, 被験語「ラ」のパラトグラムは舌尖部による食塊形成能力, 被験語「キ」のパラトグラムは舌後方部の挙上による食塊の咽頭への送り込み能力, 嚥下のパラトグラムは舌背部の挙上による食塊の咽頭への送り込み能力を調べるために用いた.
    その結果, 以下の結論を得た.
    1.食塊形成障害がみられた症例に, 被験語「タ」, 「ナ」のパラトグラムにおいて舌前方および舌側縁に異常が認められなかった.本研究において, 被験語「タ」, 「ナ」のパラトグラムから、食塊形成障害は舌前方および舌側縁と口蓋との接触異常が原因でないことが示唆された.
    2.食塊形成障害がみられた症例に, 被験語「ラ」のパラトグラムにおいて舌尖部と口蓋との接触に異常が認められた.被験語「ラ」のパラトグラムは, 舌尖と口蓋における食塊形成能力の診断に有効であることが示された.
    3.ムセ症状がみられた症例に, 被験語「キ」のパラトグラムにおいて舌後方部と口蓋との接触異常, もしくは嚥下のパラトグラムにおいて舌背部で口蓋との接触異常が認められた.被験語「キ」と嚥下のパラトグラムは, 舌の挙上能力の低下によるムセの診断に有効であることが示された.
    これらの症例を通して, パラトグラム法が摂食嚥下障害者の食塊形成障害や食塊の咽頭への送り込み障害の診断に利用できる可能性が示された.
  • 武正 道代, 河野 正司, 荒井 良明, 澤田 宏二, 小笠原 正卓, 石田 陽子
    2001 年 8 巻 1 号 p. 17-24
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    食物取り込み時の開口量は食物の大きさに伴って変化することが報告されている.一方下顎運動には, その運動に協調した頭部運動が存在し, 開口時には頭部は後屈方向に, 閉口時には前屈方向に運動している.そこで, 種々の大きさの食物取り込み時における開口量の変化と共に, 同時に観察される頭部運動の詳細を測定, 分析し, 頭部運動の存在意義についても考察を試みた.被験者は顎口腔系に異常が認められず, 顎機能障害の既往を持たない, 本学大学院生および職員, 女性2名, 男性1名の計3名 (年齢24歳~26歳) とした.被験食品には一辺を6mmから35mmとした10種類の立方体のりんごを, 測定には6自由度顎運動測定装置 (東京歯材社製TRIMET) を使用し, 頭部無拘束状態で, 下顎運動と頭部運動の同時記録を行った.
    実験結果は以下の通りである.
    1.食物取り込み時には食品空隙が存在することが明らかとなり, その食品空隙は同じ大きさの食物取り込みの際には, 頭位に関係なくほぼ一定量を示した.
    2.頭部運動量は頭位がFrankfort平面水平ではCamper平面水平に比較して大きくなる傾向を示し, 下顎機能時にもその運動を補う随伴運動として頭部運動が存在していることが示唆された
  • Masamichi Takagi, Yozo Miyaoka, Keiko Haishima, Hiroyuki Haishima, Kaz ...
    2001 年 8 巻 1 号 p. 25-30
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    The present study reports a newly developed laryngeal movement tracking system. The system consists of a metal rod, a displacement sensor, a plastic plate, and two identical magnets. The plastic plate was fixed to the skin over laryngeal prominence. The rod and magnets conduct the movement of the plate in relation to laryngeal movement to the sensor during swallowing. To evaluate the performance of the system, sensor outputs during swallowing were compared with recordings of masseter and digastric muscle EMGs in 6 young and healthy adults. Tests were conducted both in head-fixed (n = 3) and head-free (n = 3) conditions. Each subject was given a test fluid (2.0 ml of tea, at a temperature of 25°C) into the oral cavity and was instructed to swallow it. Actual motion picture of the laryngeal movement during swallowing was also recorded in the sagittal plane using a video tape recorder in one subject. The swallowing event in the laryngeal movement could be recorded as a biphasic curve by the system both in head-fixed and head-free conditions. Temporal analysis of the recorded curve together with the EMGs and the motion picture revealed that; the recorded curve reflects natural movement of the larynx during swallowing; and the inflections on the curve corresponded to laryngeal upward and downward movements respectively. The present results suggest that the developed system may be applicable to obtain temporal aspects of swallowing easily and safely in the clinic and laboratory.
  • ―限界運動範囲の前後幅と左右幅について―
    山本 智史, 山口 泰彦, 小松 孝雪, 会田 英紀, 岡田 和樹, 大畑 昇
    2001 年 8 巻 1 号 p. 31-40
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    これまで短期間で測定日を変え下顎限界運動のばらつきを調べた報告はほとんどない.そこで今回, 健常有歯顎者の短期間における経日的な下顎限界運動範囲の再現性についての検討を行った.また, 下顎運動の再現性に対し影響を及ぼす因子の一つである顎運動測定器の生体基準点の再現性についても検討した.
    〈方法〉被験者は26歳から31歳までの健常有歯顎者5名である.被験運動は, 矢状面内限界運動, および前頭面内限界運動とし, それぞれの運動を1日5回ずつ連続5日間計測して限界運動範囲の前後幅と左右幅を求めた.顎運動測定には, ナソヘキサグラフJM.1000 (小野測器社製) を用いた.測定座標系の基準点は右オルビタと左右ポリオンとし, 運動解析点は下顎切歯点とした.各基準点および切歯点の経日的再現性を維持するため, ナソヘキサグラフの標点用ポインターの先端が適合するディンプル状の常温重合レジン製標点を作製した.基準点の標点は咬合器用フェイスボウを用いて固定した.標点の位置の再現性を確認するため, 咬合器上および被験者1名の日内, および被験者5名の日間の標点座標値を比較した.
    〈結果〉1.切歯点座標値の日間の標準偏差値は0.48~1.49mm, 基準平面に関する標点間距離の日間の標準偏差値は0.31~1.55mmと各被験者とも大きかった.しかし, 咬合器上の切歯点では0.19~0.42mm, 被験者1名の切歯点の日内では0.23~0.38mmと比較的小さかった.そのため, 標点座標の日間のばらつきには, 測定日毎の各標点の再装着時における位置のずれの影響が大きいものと考えられた.
    2.下顎限界運動範囲の前後幅と左右幅に関して日内の施行順位間に有意差がみられたのは1名の左右幅のみであった.一方, 日間に関しては1名の前後幅, 4名の左右幅において有意差がみられた.日内と日間の標準偏差を比較すると, 日内より日間の方が大きい傾向を示した.しかし, その値は日間でも0.12~0.62mmであり, 各標点に関する日間の標準偏差と比較して小さかった.
    以上より, 健常有歯顎者における下顎限界運動範囲の前後幅, 左右幅には, 短期間の日間で変動が認められる場合があることが示された.しかし, 同時に, その変動は比較的小さいことも明らかになった.
  • Martti Helkimo
    2001 年 8 巻 1 号 p. 42
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 第2報: システムの改良とその試用
    小澤 武史, 山下 秀一郎, 桐原 孝尚, 黒岩 昭弘, 藤井 洋, 五十嵐 順正
    2001 年 8 巻 1 号 p. 43-44
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 鶴田 潤, 田中 義浩, 吉田 惠一, 佐藤 尚弘, 栗山 實, 真柳 昭紘, 三浦 宏之
    2001 年 8 巻 1 号 p. 45-48
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 常盤 肇, 脇本 康夫, 鶴田 正彦, 高村 昭生
    2001 年 8 巻 1 号 p. 49-50
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 北岡 直樹, 市川 哲雄
    2001 年 8 巻 1 号 p. 51-52
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 小林 義典, 志賀 博, 荒川 一郎, 横山 正起, 鷹橋 真弓, 鷹橋 雅幸
    2001 年 8 巻 1 号 p. 53-54
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
feedback
Top