現代の社会病理
Online ISSN : 2436-2174
Print ISSN : 1342-470X
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19 巻
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表紙
巻頭言
目次
特集
投稿論文
  • 存在措定をめぐる構築主義の不可能性と〈界〉の協働連関モデル
    内藤 朝雄
    2004 年 19 巻 p. 55-76
    発行日: 2004/09/25
    公開日: 2024/10/13
    DOIhttps://doi.org/10.50885/shabyo.19.0_55
    ジャーナル オープンアクセス
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    社会学者は社会構築主義運動に応答することを強いられている。本稿では、まず第一に、スペクターとキツセの「社会問題の構築」に検討を加える。次に、ウールガーとポーラッチのオントロジカル・ゲリマンダリング批判に対して反応する2つの構築主義の方向である、厳格派とコンテクスト派の問題点を検討する。次に、コンテクスト派の構築主義が陥る混在郷状態についての見本例を示す。最後に、構築主義に対する批判を要約した後、〈界〉（仏教の界という概念から着想を得た認知的実践的な領域についての概念）というモデルでもってこの批判に新たに説明を加え、そして、新しい社会科学の方法論として〈界〉の協働連関というモデルを示す。
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