都市活動に伴う建物の水需要構造を把握するため,第1〜4報に,事務所,ホテル・旅館,百貨店・量販店,医療施設について報告している.本報は,これに引き続き,同様の手法により行った全国11都市における小・中学校を対象としたアンケート調査の解析結果を整理し,小・中学校の水使用および設備保有の実状を示すとともに,建物・水使用設備器具数算定の近似式を提示した.また,使用者評価を含めた便器数指標の検討を行い,さらに建物・設備特性,水使用意識,使用水量について,相互の関連性を数量化理論第III類により解析した.
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